8名の一行。友田の教えをこの1日で発揮できるか?以下のレポートをお届します。
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敷地内に入るとぷーんと香る麹。八王子ICからほんの60分、奥多摩の山合。のどかで落ち着きあるたたづまいは江戸時代にタイムスリップしたよう。
見学は予約制。社長さん、杜氏さん等15名が持ち味を生かして交代で案内いただけるということで、15回来ても楽しめるとのこと。
この日は営業の小玉部長。笑いあり、具体的エピソードありのお話。
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澤乃井の歴史、日本酒の作り方などを聞いて、蔵見学へ。神棚の下をくぐり、大きな樽を間近に見ながら、「日本酒は金属を嫌う。ヘアピンが一本、樽に入っただけで、樽全体がだめになってしまう」などと聞いて、日本酒のデリケートさを思い出す。見学の最後には、澤乃井の水源、150年あまり前に掘られた井戸。ガラスごしで見るだけでも、清らかで神々しい。やはり日本酒は大切に飲まなくては!と普段の飲み方を大反省。
待合室にもどると、無料で飲み比べ。蔵元で飲む日本酒は美味しい。
りんごのような香りがするのを感じながら、よくばって飲む。
澤乃井では、関連施設として、酒の仕込み水による自家製「岩清水どうふ」「湯葉」を用いた日本料理の店「ままごと屋」、わっぱ飯の「わっぱ屋」、多摩川に隣接するひろびろとした庭園「澤乃井園」、利酒処がある。
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利酒処に案内していただき、お薦めをマネージャー寝塚さんの解説を聞きながらきき酒。飲む順番も以下の通り、お薦めいただいた。
1. 「大辛口」 引きしまった辛口
2. 「特別純米酒」 純米酒のまろやかさ
3. 「ひやおろし」 丸みのある旨み
4. 「梵(ぼん」 王者の品格と優雅な香り
5. 「蔵守・吟醸」 6年熟成の旨味
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「梵」は1杯500円、それ以外は1杯200円でお代り2杯目より100円。どれも美味しいが、特に「蔵守」は普段、会えないものだけに、格別。グイっといただく。このへんから、ピッチがあがりはじめ、日本酒は大切に飲む!という決心はどこへやら。
続きはひろーい澤乃井園乃ベンチで、特製おでんやおそばを肴に宴会開始!隣接する川には、カヤックを楽しむグループも見え、いい気持ち。これぞ、大人の休日。
澤乃井では、これからの季節、イベントも目白押し。
ぜひ、サイトで、確認して一度お出かけください。おまけに見学は無料。
●澤乃井 小澤酒造株式会社はこちら
※澤乃井さんのお酒は、「日本全国決定版 この日本酒がウマい!」(KKベストセラーズ発行 葉石かおりさん監修)でも東京の蔵元として唯一紹介されています。
端麗好みの人に圧倒的人気の「純米大吟醸」、辛さがかなり刺激的、忘れられない味という「純米大辛口」の2種です。