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新型インフル、元気な子どもはどうする?

新型インフルエンザの感染拡大がすごいことになっています。10月半ばを過ぎて爆発的に拡大しているよう。でも、不思議と元気な子はいるもの。園閉鎖になった時、元気な子をどうすればいいのでしょう?

猪熊 弘子

執筆者:猪熊 弘子

子育てガイド

「元気な子」も大問題!

新型インフルエンザ
医療従事者から優先的に接種が始まったインフルエンザワクチン。現場は大混乱との報道も
インフルエンザに感染した子どもを看病するのは気を遣うものです。肺や脳に炎症が及んでいないか、脱水になっていないか、絶えずチェックしなければなりませんし、タミフルを飲めば飲んだで、異常行動をしないかどうか、常に監視していなければなりません。死亡率も季節性インフルエンザの数倍はあるので、看病する方は必死。しかも、自分にうつらないかどうかも心配です。

一方で、いま現実に多くの父母が困っているのが、発症していない子のことです。周囲のお友だちがバタバタ園閉鎖や学級閉鎖になっても、不思議と元気な子はいるんですよね。この「元気な子」の扱いが問題。「うちの子、元気なんです!」と言い張っても、預かってくれるところがないのです。

また、きょうだいが感染した場合、あるいはきょうだいの通う学校や園が閉鎖になった時にも、「登園自粛」を求められる場合も。特に、以前、基本的に「園閉鎖」はない、と書いた保育園ですが、このところの爆発的な感染拡大で、どうやら「閉鎖」される前に「自粛」を求められてしまうことも多いよう。東京・葛飾区、大田区、立川市などでは、クラスに感染者が増えた場合や、家族に感染者が出た場合には、公立保育園でも「登園自粛」が行われてきました。感染拡大を防ぐためには極めて効果的と言われていますが、「そう言われても……」と困ってしまう人も多いかもしれません。

企業の中には、子どもが感染したり、園(学校)閉鎖、クラス閉鎖などになった場合には強制的に休まなければならないとされているところも多いのですが、そんな会社でも「自粛」の場合には、「有給」扱いにさせられてしまうことがほとんどのよう。そういった会社に勤めている親の中には「むしろ、園(学級)閉鎖になってくれた方がいい」と言う人さえいます。
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