イマム バユルドゥ(なすのオリーブオイル煮)
「貴婦人の太もも風キョフテ」「スルタンのお気に入り」「羊飼いのサラダ」「花嫁のスープ」。
トルコ料理には、えっ、これが料理名?!と、思わずぷぷっと笑ってしまう料理がちらほらある。「イマム バユルドゥ」もそのひとつ。イマムは“僧侶、指導者”、バユルドゥは“気絶、失神”の意。お坊さんが気絶するくらいおいしい、という名の料理である。
切りこみを入れたなすに、トマト、玉ねぎ、ニンニクなどを炒めて味つけしたものを詰める。これをオリーブオイルなどでコトコトと煮るこの料理は、トルコ人が大好きな、冷たいメゼの代表格である。
味は文句なしにおいしい。しっとりとしていて口当たりもいいから、胃にするするっとおさまる。でもこの料理、油をたっぷり使うので、カロリーが高いのが気になるところ。美味しいものを食べるには、カロリーなど気にしてはいけないかもしれないが、この料理のレシピを教えてくれたトルコ人女性は、なすを少量の油で焼いたり、オーブンにいれて作るとカロリーがおさえられるわよ、とワタシがカロリーのことを聞く前に教えてくれた。トルコ人も気になるのですね。人によって、いろいろと工夫して作られているようだ。
ちなみに、お肉を入れると、「カヌルヤルック」という温かい料理になります。
■「イマム バユルドゥ」の作り方はコチラ↓をご参考に。
「イマム バユルドゥ」の簡単レシピ