マッドクラブの身は驚くほどしっとり
マッドクラブにはサイズが選べる。一番小さいサイズでSサイズ(500g~590g)。おおよそ3~4人で楽しめる量である。このほか、XL、KING、YOKOZUNAサイズ(1kg~)。サイズを決めるのは、正直、最初は難しい。重さの検討がつかないのだ。ここはお店のかたに相談されるほうが賢明だろう。機敏な応対かつ適切なアドバイスをいただけること、うけあいだ。
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ランチではチリクラブを気軽に楽しめる「チリクラブ&トーストセット」も。マッドクラブは、ツメが大きく、殻が厚めである。と聞けば、さぞ食べにくいのでは?とご心配のとおり、はい、このカニ、確かに食べにくいです…。
しかしながら、頑丈な殻に包まれた身は、驚くほどにジューシー。お店のかたに聞けば、マッドクラブの身は本来水分が多いとか。調理されたものを口にすると、その特性が十二分に生かされており、身にかぶりつくと、甘く濃厚なエキスがじわり。絶妙な火の通し加減とメリハリのある味つけにより、“泥蟹”だと微塵も感じさせない、キメの細かい繊維と透明感のある味が楽しめる。
臆せず、豪快に食べるべし!
そのおいしさを存分に味わうためには、重要なポイントがあるのでお試しを。臆せず、マッドクラブととことん格闘することだ。殻がかたくたってなんのその。殻割り器やハサミなどがひととおり揃っているから大丈夫。女性でも、ここはバキッといっていただきたい。バキッとね。力こぶが“ボ”ッコリ、ふくらはぎは上等な子持ちシシャモなワタクシ、サトウは、バキッと殻を割り、手がソースまみれになりながらもマッドクラブを堪能しましたが、その身のおいしさに喜びもひとしおでしたよ。体育会系女性たち、いまですよ。あなたの腕と力の見せどきは!