ブラジル料理初体験は・・・

ブラジル料理を初めて食べたのは、肉の塊を大きな串にさして焼いたブラジル版バーベキュー「シュラスコ」専門店だった。焼きたての肉を、スタッフがテーブルまで持ってきてくれ、好きな量だけ切り分けてくれる食べ放題(サラダバーつき)スタイルの店だ。
昔から、食べ放題にはあまり興味を示すほうではなかったが、この豪快で斬新なブラジル料理を一度体験しようと、胸を躍らせながら店の門をくぐったことを覚えている。

シュラスコ
シュラスコ(シュハスコ):さまざまな肉の部位を串にさして焼いた、ブラジルの代表的な料理。
串にさしたままの肉が目の前にドンッと置かれたとき、こんな肉の食べかたもあるのか!・・・と、その迫力に度肝を抜かれたものだ。店員がかわるがわる持ってくる肉の塊に、今度はどんなお肉?と常に目をキラリと光らせながら、夢中で食べていた。

しかし、食べ進んでいくと満腹感は得られるものの、気持ちはいっこうに満たされない。贅沢な話だが、スライスした肉に、ひたすら玉ねぎやトマトがはいったソースをかけて食べる、その単調な肉料理に飽きてしまったのだ。肉もパサついていたし。

その後、シュラスコ専門店だけでなくブラジル料理店へも行き、豆と豚肉を煮込んだ「フェイジョアーダ」やブラジル版揚げ餃子「パステル」なども食べてみたが、やはりブラジル料理にはいまひとつ惹かれなかった。
世界各国、料理はさまざま。やっぱり合わない料理もあるよね・・・。
と納得し、最近ではパッタリ足を運ばなくなっていたが、ある時とあるブラジリアンレストランに出会ったら、いままでのイメージが一変。
さすがは世界で5番目に広大な国土を持つ、しかも5番目に人口が多い人種のルツボの国。恐れ入りました、とばかりに、ブラジル料理の印象がぐんぐん変わっていった。

鶴見の小さなブラジル「 Segredoセグレード 」

パステル
パステル:ひき肉やチーズなど、好みの具を入れて揚げたパイ。
京急鶴見駅から歩くこと12、3分。JR鶴見駅からは15分ほど。外国人居住率が高いこの街の商店街に、ブラジル家庭料理店「Segredoセグレード」はある。近所のブラジル人や日本人が気軽に食事を楽しみに訪れる店だ。

「セグレード」とは、「秘密」という意味。店名どおり、この店には他では味わえない秘密の味が隠されていた。