<世界の食紀行> ~モロッコ編1~ モロッコってどんな国?巨大砂糖がステータスシンボル?!
さてさて、砂糖の話を少し。
ミントティーに使う砂糖は、黒砂糖や氷砂糖などさまざまだが、中でも
「スッカル」と呼ばれる、高さ25cm以上、直径約20cm以上もある円錐形の砂糖を砕いて入れたミントティーは、とても美味しい(?!)といわれている。
この砂糖、実はとても高価なもの。客人を招くときにはこの砂糖でミントティーを入れ、おもてなしをするのだとか。
そんなことを聞いたら、食べずにいられないのが私の性分。パクリとひと口舐めてみると・・・ザンネンながら、期待していたほどではなかったか、な?!
後から聞いた話では、大きく固められた円錐形の形に価値があるのですって。結婚式に呼ばれたときのお土産としても使われるそう。
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市場のミント売り場。みんなすごい量を買っていく。旅先で散々飲んだモロッコのミントティー。
日本で同じ甘さで作ってみたら、甘すぎて飲めなかった。やっぱり、甘さや辛さ、塩味は、その国の気候風土によって美味しく感じられる基準が違うのですね。
とはいえ、甘さを調節すれば、モロッコのミントティー「アッツァイ」は、胃にやさしく、消化を助ける効果もあるので、油っぽい料理を食べた後や気分をリフレッシュしたいときにはおすすめ。体温調節もしてくれるそうなので、寒暖の激しい季節にいかがだろうか。
それにしても、緑茶といい、春雨(揚げ物などにたくさん入っていた)といい、中国の食材が西の果てのモロッコにまで影響を与えているとはね。
中華食材、おそるべし!
■モロッコ流ミントティーの淹れ方はコチラを!
<世界の食紀行> ~モロッコ編1~ モロッコってどんな国?
【日本のモロッコ料理店】
神楽坂 『アガディール』