2008.12閉店いたしました。
知り合いから、「珍しい国の料理で、辛くないおすすめのお店はある?」と聞かれると、きまって紹介するお店があります。以前メールマガジンでも紹介しましたが、2004年3月にオープンした代官山にあるレバノン料理店「マイレバノン」

ここは、どこかエキゾティックな風を感じる優雅な空間が広がっていて(ベリーダンスが行われる日は別として)、ゆったりと時を過ごすに相応しいお店。
店内
重厚感のある家具で統一された店内は異国の風情が漂います。奥には個室も。
私はなるべく多くの店に足を運びたいという想いから、基本的に何回も同じお店には行かないのですが、このお店には友人を連れて、またひとりでかれこれ6、7回も足を運んでいます。
ただ珍しい国の料理だからというわけではなく、どこかピンと一本筋の通った心意気が細部にわたって伺えるからでしょうか、知らぬうちに足が向いてしまうのです。

先日お店に行ったら、料理教室を始める予定だと伺いました。料理人直々に教えてもらえるのであればと、すぐさま詳細を問うと、オーナーではないとよくわからないとのこと。以前からこの店のこだわりには興味があったので、料理教室の詳細も兼ねて取材してみることにしました。
料理教室の詳細はコチラをどうぞ!

「 My Lebanonマイレバノン 」 のこだわり

リタゴーン
大好きなファラフェルサンドを頬張るリタ・ゴーンさん。茶目っ気たっぷりで気さくな女性です。
オーナーは、以前フランスで薬学を学んでいたレバノン出身のリタ・ゴーンさん
開店に至ったのは、
・フランスにはレバノン料理店がたくさんあるのに日本にはほとんどなかったから
・野菜たっぷりで辛くないレバノン料理は日本人の口によく合うと確信したから
・日本の人達ともっと接したいと思ったから

このような想いが強くなったからだとリタさんはおっしゃいます。
テーブル、イス、壁に飾られたモザイクタイルなどの家具や調度品はすべてレバノンから取り寄せ、壁や床の絵はなんとリタさんが手掛けたとか。できるだけレバノンの雰囲気に近づけようとアイデアを駆使し、できる範囲で雰囲気作りに取り組んだそうです。

食材は、オリーブオイル、レモン果汁、スパイス、タヒーナ(ゴマペースト)などすべてレバノン産。レバノン産は味や香りが強く、特にゴマペーストとオリーブオイルはその違いが顕著にあらわれるため、コストがかかるけれどレバノン産にこだわっています。
常に笑顔を絶やさないリタさんですが、食材の話になると一瞬のうちにキリリと厳しい表情に。その表情からは、できるだけレバノンの味を再現したい、そのような想いが強く感じられました。

名前を見て、もしかして?とおもったひともいらっしゃるかと思いますが、彼女の夫は日産自動車兼日産自動車の親会社ルノーの社長でもある、カルロス・ゴーン氏。
今回取材したのは、あくまでも「マイレバノン」のオーナーであるリタ・ゴーンさん。他の取材でゴーン氏に関する質問は散々うけているとも思ったので、あえてその話には一切触れませんでしたが、リタさんの口から、「このチーズロールは夫が大好きなのよ。」などと、時折ゴーン氏の話にもなりました。オープンからいまに至るまで、ゴーン氏はよき理解者であり、よきアドバイザーでもあるようです。
リタさんは現在フランスに住まいを移し、毎月一週間だけ来日して店に出ています。料理人は現在夜は4人。もともと料理はすべてリタさんが指導して味を伝授したのですが、今後も味のチェックは毎月欠かさないようです。

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さて、レバノン料理っていったいどんな料理?