《 飲み物 》
インドの飲み物というと、デザートと同様に甘いものがとても多いんです。でもインドでは、3度の食事のときにはこのような甘い飲み物をあまり飲まないらしく、朝と午後3時から5時のティー&スナックタイムに飲むそう。(食事中に飲むときには、スパイスや塩を入れて飲みます。)
基本的によく飲まれているのは紅茶。やはり本場ですからね。しかし、南インドではコーヒーをよく飲みます。実はコーヒーの生産量が世界10位以内なんですよ。意外でしょ?
紅茶&コーヒーの飲み方は、“やっぱりインドは違うねっ”というかんじで、ミルクと砂糖をこれでもかっ!!というくらいたーっっぷりと入れる。あっそれからスパイスも。
あと他には、ヨーグルトドリンク、フレッシュジュースなどもよく飲みます。
立っているだけでカロリーを消費する暑いインド。やっぱり究極の甘さが必要なんでしょうね。
『 チャイ 』
こってりとしたコクのあるミルクティー。ふつうのミルクティーとちがうところは、茶葉を煮出すということ。
チャイとはミルクティーの総称で、現地で一般的に飲まれているのは「マサラティー」というスパイス入りのもの(マサラはインドの言葉で“香辛料”という意味 )。
ちなみに、マサラを入れないで煮出して作る「シチュード・ティー」というのもあります。
『 ラッシー 』
これはご存知のひとも多いですよね。爽やかなヨーグルトの飲み物です。
インドでは一番ポピュラーな清涼飲料で、嗜好品としてだけでなく、重要な栄養補給源としても飲まれています。ラッシー = 甘いというイメージがあるかもしれませんが、実は塩味のものもあるんですよ。
材料は、基本的にヨーグルトと少量の水、砂糖。(塩味のものは砂糖のかわりに塩を入れる)これをミキサーにかけ、氷をいれて出してくれます。
これはプレーンなものですが、マンゴーやパイナップルなどを入れたものもあり、日本の料理店では、りんごのラッシーなどオリジナルのものをだしているお店もあります。
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さあ、ひと通りインド料理を紹介してきましたが、いかがでしたか?
インド料理=カレー&ナンだけというイメージがかわりましたでしょうか(かわっていただければ嬉しいです)
たしかにインド料理はスパイスをたくさん使うので、これが苦手…というかたにはちょっと不向きかもしれません。
でも、わたしたち日本人が大好きなコロッケやメンチカツなどに似ているメニューがたくさんあったりと、意外に馴染み深い料理なので、虜になるかたも多いのではないでしょうか。
それに、インド料理は 薬膳料理 といっても過言ではないとおもうんです。ひとつひとつに薬効があるスパイスをふんだんにつかっているというだけではなく、油や野菜、ヨーグルトなどすべての食材に意味があり、組み合わせ、食べあわせに重きがおかれているのですから。
毎日の食事のバランスに気を配る、そして病気を予防する。まさに、 医食同源にも通ずる考え方があるのです。
ただスパイシーというだけではなくて、健康&美容によいインド料理。もう一度、この料理を見直してみませんか?
今回ご紹介したとってもSweetなデザートが食べられるお店は、
荻窪の『 ナタラジ 』です♪
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