※「レストラン クーリ・ルージュ」は、2011年1月から
宇都宮に移転して営業しています。
バスク料理!
|
西荻窪駅から15分ほど歩いたところにある「レストラン クーリ・ルージュ」の外観。 |
西荻窪の駅から10分ほど歩いたところにあるアットホームなフレンチレストラン。「広島産大粒牡蠣のポワレブルーチーズソース」や「国産牛ハチノスと豚足のグラタンスープ」、「那須鶏と胸腺肉のヴァロンティーヌ」といった、バスク地方の家庭的な料理を堪能させてくれます。
|
夜のメニュー。4,725円のコースは、この中からチョイスします。 |
夜は基本的に、4,725円のプリフィクスコース、または7,140円のシェフおまかせコース。ただしア・ラ・カルトでの注文も可能で、前菜が1,500円、メインが2,200円、デセールが800円という値段設定です。
シェフおまかせコース!
|
心をくすぐる香りの「蕪のムースとコンソメジュレ ホタルイカ添え」。 |
この日ボクがオーダーしたシェフおまかせコースは、アミューズ、前菜2品、魚料理、肉料理、デセールといった構成。まず、アミューズの「蕪のムースとコンソメジュレ ホタルイカ添え」は、ホタルイカから漂う燻製の香りが実に心地よく、清涼感ある蕪のムース&コンソメジュレと好相性。これ以上ない前菜への橋渡しをしてくれます。
|
みずみずしい「フランス産ホワイトアスパラガスのソテー卵黄ソース」。 |
前菜1品目は、「フランス産ホワイトアスパラガスのソテー卵黄ソース」です。ホワイトアスパラの他にも、グリーンアスパラやたけのこがお目見えしていて、食感はもちろん、そのみずみずしさを脳裏にぐっと焼きつけてくれます。決め手は酸味の効いた卵黄ソースで、このまったり&キレのあるテイストによって口中が豊かに。豊満なコクを備えた生ハムも、味に深みを与える重要な役割を果たしていますね。
最も心に残った一品!
|
心から唸った「北海道産真鱈の白子のムニエル」。 |
続く前菜2品目の「北海道産真鱈の白子のムニエル」、これには参りましたね。パッと見ただけではよくわからないのですが、実はこの白子、まわりにベーコンが巻かれていて、淡泊な白子の旨みをしっかりと支えてくれているんです。期待通り、ソースには適度な酸味が効いていますし、濃厚でありながらシャープな余韻を残してくれます。
フレンチの白子料理を語る上では欠かせない
「ル・マンジュ・トゥー」の「タラの白子のムニエル」や、
「ラ・マティエール」の「真鱈の白子のムニエル、ケイパー風味の焦がしバターソース」に勝るとも劣らない見事な出来映えでしたね。堂々、3大白子料理(フレンチ)の仲間入りです。
|
素朴感溢れる「バスク風ヤリイカの豚足詰めトマトソース」。 |
魚料理の「バスク風ヤリイカの豚足詰めトマトソース」は、中に豚足がたくさん詰まっているにも関わらず、その味つけが極めて淡いので、抵抗感なく喉を通ります。トマトソースのクリアな酸味によって、全体像がよりくっきりと浮かび上がっている感じです。
次ページは、
スペシャリテの肉料理&傑作デセールについて。