大阪グルメ/大阪のイタリアン

バジリコ(2ページ目)

大阪一の観光スポット「南港」にあるトラットリア「バジリコ」。気軽に極上イタリアンが愉しめる一軒です。

執筆者:麻生 玲央

創意溢れるメイン料理たち

・ビーツとラディッキオのリゾット タレッジォチーズ風味
リゾット。
タレッジォチーズが溶け込む、風味豊かなリゾット。

色鮮やかなビーツとラディッキオのリゾット部分は素材の滋味を活かした甘味仕立てになっており、これにタレッジォチーズが塩味を付与する形で絶妙のバランス感を醸し出した一品。シンプルながら奥深い風味がスーっとした心地良い拡がりを魅せつけてくれます。

・シーフード ミネストローネ サフラン風味
ミネストローネ。
魚貝の風味が食欲をそそります。

魚貝類を使ったミネストローネとありますが、魚貝以外にも野菜もたっぷりと入ったスープパスタのような一品で、野菜と魚貝から出る旨味エキスが渾然一体となり、とても複雑な味わい。そして、このスープを吸い込んだペンネを口に運ぶと、もちもち食感と共にその繊細な風味を存分に伝えてきます。単なるパスタ料理ではなく、こういった手間暇のかかったペンネ料理を出してくるあたりに、シェフの実力と創作性の高さが垣間見えますね。

・黒毛和牛ブリスケと大根の味噌煮込のグリル マルサラキャラメリゼ
ブリスケ。
ブリスケの旨味と香りが心地良い余韻を残します。

まさに和と伊の融合が織り成す美味マリアージュ。和牛の薫り高さはもちろん、大根の甘味が肉の旨味を引き立てており、今年食べた肉料理の中では今のところ一番の一皿でした。ブリスケと大根を同時に食べると、食感のコントラストが色濃く出て、そこに味噌とマルサラの香ばしさが心地良く響く味わいとなっています。味噌を巧みに使うことで、日本人にも馴染み深い余韻を醸し出すセンスは、本当に見事の一言。アイデアだけでなく、盛り付け方も面白いですし、余りある美味しさの中にも、ハイレベルな実力とセンスが光る名作です。

・オレンジ風味のホワイトチョコレートムース、ベリー添え、
バジルクリームとバルサミコソース
ホワイトクリーム。
盛り付けも可愛い一皿。

口に入れるとバジルとバルサミコの香りと共に、ホワイトクリームの濃厚な風味がしっかりと伝わってきます。また、数種類のベリーたちが程良いアクセントになり、キュっと全体のテイストを引き締めているのがいいですね。たっぷりのボリューム感も◎。

南港を代表するイタリアン

トレードセンター前の風景。
トレードセンター前の風景。
「バジリコ」がある南港周辺のエリアは、「USJ」や「海遊館」、「トレードセンター」もあり、大阪一の観光スポット。御夫婦、御家族で各施設を楽しまれた後は、気軽に極上のイタリアンが堪能できる「バジリコ」で、美味しい思い出作りをされてみるのもいいでしょう。

全国版グルメガイド本「もう一度食べたい! あのお店の一皿」>>詳細はこちら

<DATA>
・店名: BASILICO
・所在地:大阪市住之江区南港北1-13-11 ハイアット・リージェンシー・オーサカ B1F
・アクセス:南港ポートタウン線「中ふ頭駅」徒歩約5分(駐車場あり)
・地図:Yahoo!地図
・TEL:06-6612-1234
・営業時間:11:30~14:30(土日祝日は~15:00)、17:30~21:30
・定休日:無休
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