素材を活かす料理の数々
・ぼうぼうのポワレ ソース・クリュスタッセワタリガニのコクが利いたソースが秀逸。 |
魚料理は「ほうぼう」のポワレ。ソースは甲殻類(ワタリガニ)から出汁を取ったものが使われており、スパイシーなコクと、円やかな風味が、とりわけワインを呼ぶ味わい。添えられたビッグマッシュルームもジューシーな仕上がりで大満足の一皿でした。
・白金豚スペアリブと縮緬キャベツのプレゼ
スペアリブと縮緬キャベツを使ったプレゼ。 |
とろんとろんな柔らかさにまで蒸し煮された白金豚のスペアリブは、旨味を存分に残しつつ、角煮のようなふんわりとした舌触り。別添えでマスタードが添えられていましたが、マスタードを付けなくても、肉質の隅々にまで充分に味が染み渡っていて、縮緬キャベツと一緒に食べると、斬新な味わいのロールキャベツのよう。これはまた是非ともリピートしたい逸品ですね。
尚、この料理に合わせた赤ワイン(グラス)は「レ・ドモワゼル・ド・シャトー・ファルファ」。こちらもビオ系の赤ワインで、オーナーのコクラン氏の愛娘達をデザインしたラベルが可愛い一本。葡萄品種比率はメルロー80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%。ビオ系らしいまろやかな味わいです。このお店の料理はどの料理も素材重視で塩加減が控え目なので、量が多くても無理なく食べられるのがいいですね。
・チーズ盛り合わせ
チーズは好みを伝えると選んでもらえます。 |
最後はデザートとチーズのどちからを選べます。こちらはチーズ盛り合わせ。盛られているチーズは適度な熟成が進んだ「シャウルス」と「ミモレット」。
・デザート
ダイヤモンドベリーを使ったミルフィーユ仕立てのデザート。 |
こちらはデザート。ダイヤモンドベリーのミルフィーユです。ダイヤモンドベリーの甘さを余すことなく活かした一品。クリームやパイ生地がダイヤモンドベリーを包み込むかのように構成されており、ほのかなベリーの酸味がアクセントとなる絶妙な口溶け。また、食後の飲み物もデザートと同時に出してもらえるのも良ポイント。やはりデザートと紅茶(コーヒー)は一緒に愉しみたいですからね。
注) 2016年現在、「bistro a vin DAIGAKU」は閉店されています。当記事は2008年に掲載された過去記事となります。