あなたは「恋は盲目」型? それとも「恋に執着」型?
「恋は盲目」タイプってどんな人……?
「恋は盲目」型の人は、恋が始まった途端に、勉強や仕事に集中できなくなったりするようです。友人との付き合いもちょっと疎遠になってしまうくらい、恋人との時間を最優先してしまったり。ところが、そんな「盲目型」の人ほど、大好きだったはずの相手と別れた途端に「あの人のどこが良かったんだろう」と不思議に思ったりすることも多く、次への恋の切り替えが比較的早かったりするものです。
それに対し、恋愛中も比較的冷静で、これまでの生活リズムを変えることなく、恋に没頭しないタイプの人もいます。このタイプの人は、自分は自分、相手は相手とお互いの意志を尊重するため、恋人にわがままを言いたくても言えない。本心をさらけ出す前に、理性が働いてガードしてしまうことが多いのではないでしょうか。
しかし、こうしたタイプに限って、恋が終わった後も別れた相手に執着してしまうことが多いようです。似たようなタイプを好きになったり、しばらくして元カレ、元カノと寄りを戻したり。あるいは、なかなか次の恋へと進むことができずにいる。そこで、このような人を私は「盲目型」の対極として、「執着型」と名付けてみました。
なぜ、「恋に執着」型のような人ができてしまうかと言いますと、「恋は盲目」型の人と違って、恋愛中に思いのまま、素直に行動できないために悔いが残るからだと思います。要は、恋の不完全燃焼状態。「こうすればよかった」「こう言っておけばよかった」などの思いが、後々尾を引いて終わった恋に対する執着心になるのです。
「恋は盲目」型か、「恋に執着」型かでわかる相性
終わった恋にいつまでも未練を引きずるのが「恋に執着」型
「恋は盲目」型の人に多く見られるのが、相手の人そのものにハマるというより、恋愛をしている自分にハマってしまうという傾向です。つまり、相手のことを思いやったり、相手のことをしっかりと見て理解することに欠け、恋に恋して舞い上がってしまう、ということ。
ですから、そんな「盲目型」×「盲目型」のカップルは、最初は非常にラブラブなんです。「好き」と「愛してる」の違いさえわからないまま、平気で「愛してる」などと言ってしまったり。それが悪いわけではありませんが、急激に燃え上がる熱は急速に冷めやすくもあります。
このカップルの相性を良くする秘訣は、相手のことをしっかり見る、ということです。それができないからこそ「恋は盲目」型なのですが、ちょっと気にとめておくだけでも違います。たとえば、いつも2人きりでイチャイチャするだけでなく、互いの友人を含めて遊びに出掛けるなど。一対一でいる時の相手だけでなく、集団の中にいる相手を見ることで、また違った側面を理解することができます。
■「盲目型」×「執着型」カップルの場合
対極のタイプ同士は相性が悪いのではないかと思われがちですが、一概にそうとは言えません。意外にも、「恋に盲目」型のパワーと、「恋に執着」型の冷静さが、うまくバランスをとって好相性になることがあります。
このカップルの場合、「盲目型」の人が、「執着型」の相手の態度に物足りなさを感じる可能性も高いでしょう。しかし、逃げられるほどに追いたくなる、つれない人ほど振り向かせたくなるという心理がうまく働けば、「恋に盲目」型の人のパワーにうまくブレーキをかけつつ、「恋に執着」型の相手がリードすることができるはずです。
また、「盲目型」のストレートな感情表現や勢いに「執着型」が感化されることも多いようです。お互いに牽制、あるいは刺激し合うことで、息の長いカップルになる可能性が高いと言えるでしょう。
■「執着型」×「執着型」カップルの場合
この組み合わせのカップルの場合が、一番相性が悪いと言えます。恋が始まりそうなシチュエーションでも、お互いに理性を保ち何事も起こらない、というケースが多いようです。付き合いが始まってからもお互いの思いが加速しにくく、燃え上がることなく終わる、などということも。
関係が深まってからも、本心をさらけ出したり意見をぶつけ合ったりすることを避けるため、すれ違いや誤解を生みやすいカップルです。平和主義であるため、喧嘩やいがみ合いを恐れるあまり、冷戦に持ち込まれることも多いでしょう。
恋が終わってから別れた相手に執着するくらいなら、付き合っている最中にもっと、素直になるよう努力してください。恋愛においては、程度の問題はありますが時にわがままを言ったり、時にカッコ悪い姿を晒したりすることも必要なのですから。
【関連記事】