10年目の発見
ダンナは見た目おそろしく怖いし(よく「目で殺す」と言われます)、初対面の人とはなかなか打ち解けないし、とっつきにくい人だと思われがちです。
初めは僕もそう思ってました。
でも、だんだんつきあっていく中で、少しずついろんな発見があり、違うんだなあってことがわかってきました。
ダンナは僕と対照的に、バリバリの理系クンです(小説とかまず読みません。本もほとんど持っていません)。どっちかっていうと人間をいじるよりMacとか機械とかをいじってるほうが好きなタイプに見えます。
が、最初に「あれ?」と思ったのは、僕がトイレに置いている漫画(通称「じゅんちゃん文庫」。指で口を左右に引っ張りながら発音してみてください)の中で、内田春菊さんの『物陰に足拍子』という漫画がおもしろい、と発言した時でした。あまり男の子が好きそうではない、人間関係のドロドロを描いた漫画でした。
それから、映画をいっしょに観に行くと、男の子が好きなアクションとかSFではなく、意外に純愛モノが好きだということがわかりました(今までにダンナが唯一泣いた映画は『ムーランルージュ』です)
また、極度の人見知りではありますが、酒でも飲んでいったん気を許すと、屈託なくつきあいます。苦手なメールも時間をかけて一生懸命打っています。僕なんかよりずっと人づきあいがいいのかも…と思ったりします。
人間、つきあってみないとわからないものです、本当に。
そして、逆にダンナの方が、僕という人間の本性を知ってドン引きするのでは?と怖れる今日この頃です…実は私(流行りの)モンスターなの~とか言ってみようかしら、あはは。