セクシュアルマイノリティ・同性愛/ゲイライフ

ライブイベント「GLAP2009」(2ページ目)

年に一度ステキなミュージシャンたちが集結するライブイベントであり、ゲイのつながり(愛)を大切にするイベントである「GLAP2009」。11/7開催です!

後藤 純一

執筆者:後藤 純一

同性愛ガイド

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そもそも「GLAP」とは?


GLAP2009
「GLAP2009」の会場で
お会いしましょう!
「GLAP」は、もともとクリスマスシーズンに二丁目の『九州男』で開催されていたアコースティック・ライブイベントでした。ゲイシーンで活躍するアーティストが大集合し、しっとりと、ハッピーな週末を過ごすことができるイベントとして、はんぱなく行列ができるような人気を誇っていました。この「GLAP」には、ゲイたちの様々な思いが込められています。『PRIDE PARADE』(genetic LOAD)や『ALWAYS PROUD』(GALE)といった歌がパレードを歩く参加者たちに勇気と感動を与えていたことに象徴されるように、2000年~2002年、東京のパレードが熱く盛り上がりを見せていた時代とゲイ・インディーズ・シーンはシンクロしていました。音楽がみんなの心をつなぎ、「ゲイでよかった」と思えるような、一生忘れることのできないような数々の瞬間を生み出していたのです。

そして、「ライブは生で、SEXはゴム着きで」がキャッチコピーだった 「GLAP」は、HIV予防を歌うイベントでもありました。そこには、主催者でありパレード開催にも多大な貢献を果たしていた春日亮二さん(元スタジオスタッグ社長)、「GLAP」に参加したミュージシャンたち、そしてお客さんたち、様々なゲイたちの思いが投影されていたのです。

2年前、37歳の若さで、思い半ばにして他界された春日さん。彼への追悼の意味も込めて、昨年、「GLAP」が5年ぶりに復活を果たしました。当時は「Gay Lesbian Accoustic Party」というアコースティック・ライブでしたが、復活後は「Gay Lesbian Action Packed」と意味合いを変え、アコースティックのしっとりさだけではない、多様な表現を味わうことのできるより楽しさいっぱいのイベントとして生まれ変わったのです。

「GLAP」は単にライブを楽しむイベントというだけでなく、その底には、春日さんの業績を偲ぶキモチと、ゲイコミュニティへの愛があるのです。
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