西郷理恵子の恋愛コラム/西郷 理恵子の恋愛情報

結婚したら幸せ?ゲイから学ぶカップルの絆(4ページ目)

「恋愛」の延長線には「結婚」はないことを知っていますか?2009年、私が一番勧めたい本『二人で生きる技術‐幸せになるためのパートナーシップ』を出版された同性愛である大塚隆史さんにインタビュー。

西郷 理恵子

執筆者:西郷 理恵子

恋愛ガイド

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絆作りは、誰にだって難しい

本を読んで、正直で暖かい大塚さんのお人柄に魅了される人も多いはず。
本を読んで、正直で暖かい大塚さんのお人柄に魅了される人も多いはず。
ガイド西郷:私は、異性愛のカップルにこそ、読んで欲しいことがたくさんあると感じました。この本の素晴らしいのは、読みながら、絆を育てていく過程を疑似体験できるところですね。そして大塚さん自身の経験に、感情移入しながら、大事な教訓に気付いていけるところも良いですよね。

大塚さん:結構、長いこと生きてきてますから(笑)、人生でいろんなことが起こりました。それを短くまとめて結論を導き出すような書き方は僕にはすごく難しかったんです。だから、せめて正直に書くことで僕の言うことを信頼して貰えるような形にしたいと思いました。そこで僕のライフヒストリーを縦糸にしながら、関係に関する考え方や解説を横糸にとって、一枚の布を織り上げるような方式にしたんです。

ガイド西郷:ゲイ業界の中では、カリスマ的な存在で、「パートナーシップのプロ」と慕われている大塚さんですら、ここまでいろいろな苦労を経験され、悩んだり格闘されてきた歴史には驚きました。でも、そのことも含めて、本当に誠実に書かれていることに、感動を覚えました。

また、パートナーとの関係に関しても、得たと思ったら失ったりしながらも、それでもまた挑戦していく姿を見て、絆は、何の努力もせずに、簡単に手に入るものではない、と改めて感じました。この本を読んだ方は、「プロじゃない自分は、もっと頑張らなくては!」と励まされると思います。

■対談の後半はこちら↓
彼はあなたの運命の人?脱「運命の人」幻想


■本の詳細内容は、『二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ』(ポット出版)でも確認できます。

AllAbout同性愛ガイドの後藤純一さんも、この本を当事者の視点から、大変分かりやすく紹介しています。ぜひ併せてご覧ください!
「二人」の関係に悩む人たちに贈る本


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