感動……そして、「やっぱりやりたい!」という気持ちが再燃!
プロデューサー兼女優を務める大橋ひろえさんとガイド。 |
大橋ひろえさん:今から7年程前に、アメリカに留学していた時に、友達の役者さんが「一人でお芝居をやるから」とお誘いをいただき見に行きました。その内容が、自分の生い立ちか話で、小さいころから父親から性的な虐待を受けていたために、セックスをする意味が分からないまま育ってしまったというカミングアウトだったんです。
私は、こんな話を皆の前で、お芝居でなさるということは、余程の勇気がないとできないことだなと思って、深く感動したんです。
情熱的でチャーミングな大橋ひろえさん。 |
その後、去年の7月に、フランスで手話のバージョンの上演を見て、「やっぱりやりたい!」という気持ちが燃えちゃって。性についてすごく明るい内容からシリアスな事実まで、見ている方もハラハラしますが、演じている方もノリノリでやっていて、なんて楽しそうなんだろうと思って!
ガイド西郷:分かります。その「燃えちゃって」という感じ!ご覧になった感想はいかがでしたか?
大橋ひろえさん:インパクトが強かったですね。プロの役者さんの演技を見て、大笑いしたりとか、気持ち的にスカッとできるものに仕上がっていて、すごく良かったです。世間の女性たちの反応も、抵抗感よりも共感を持った人の方が多かったのは、『ヴァギナ・モノローグス』が女性によって、書かれたからでしょうね。
それから日本での公演に向けて、1年くらいかけてスポンサーを探して、黒柳徹子さんにもご協力いただきました。作品名を見て、『何これ?エロいの?』と誤解を受ける可能性は高いですが、チラシを見ると、黒柳さんがいるからとても心強いです!