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婚活の現場で本当に起きた奇跡 前編(4ページ目)

ガイド・潮凪の身の回りで起きた、婚活にまつわるエピソードをお話ししたいと思います。いくつかは、実際に僕が結婚式の2次会の幹事をお預かりしました。身近で経験した、リアルなケーススタディをどうぞ!

潮凪 洋介

執筆者:潮凪 洋介

恋愛ガイド

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Episode4:イケイケ合コンでのつれない態度に一目惚れ!

結局男は“簡単に落ちない女”とゴールインするのです。僕がまだ20代の遊び盛りのころ、ある合コンに参加しました。人数は3:3。相手の女性のうち2人は、だいぶその会を楽しんでくれたようで、お酒も入りノリノリ状態に。

薄暗いソファー席の隅で、男性陣にしなだれかかって、自分からキスをしてくるような子もいました。そうした、破廉恥な空気にいたたまれない思いをしていたのが、残されたD子。

彼女は、場の空気を乱さないように、話を合わせ、なんとかノリを合わせていたのですが、ついに耐えきれず、「私、こういうのはちょっと」と席を立ったのです。女の子達は、「えー、帰っちゃうの~?」と言いながらも引き留めません。

僕を含めた男性陣も恥ずかしながら、水を差された思いで「気をつけてね」と座ったまま見送ってしまいました。「やっぱり、私は邪魔者だったんだな」と悲しい気持ちを抱えて、D子さんは駅への道をひとり歩くのでした。

ところが、その時の男性参加者3人の中で一番の遊び人だったO君が後日こう言ったのです。

「あの怒って帰った子、いいな。本命タイプだよな。」

O君はその場にいた一人と翌週ベットインしたにもかかわらず、その子をスルーして「先に帰ったD子」に猛烈アタックを開始したのでした。先週ベットインした女性はその辺のカフェにしか連れていかなかったのですが、D子に関しては海に連れていったり、高級レストランに連れていったりしました。そして手もつながずに3~4回のデートを繰り返したのです。

そしてとうとうOは、

「つきあってほしい」

と告白したのです。彼女はしばらく彼のギラギラ感と過去の女性遍歴について警戒していましたが、ついに陥落!交際をスタートしました。Oはあのとき、破廉恥なノリに合わせきれない彼女を見て「この子はまじめな子だ」と思い、結婚するならこういう子だと思ったのだそうです。

その1年後、結婚することになったという報告が入りました。もちろん2次会は「2人の馴れ初め」をコント風に男仲間10人で披露しました。彼はいっさいの女遊びを辞め、まじめでやさしいパパになっています。2人の子供と明るい家庭を築きカッコイイマイホームパパになっています。

教訓:本命彼女の座を狙うのであれば、その場の空気に流されない女性を演じること。

いかがでしたか? なにか参考になる点はありましたでしょうか? まだまだたくさんありまして、書ききれないので、次回に続・・・でご容赦ください。さらに心が温まるような「婚活の奇跡」をお話ししたいと思います。


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