Episode2:思い出のラブソングがつないだ結婚

歌は2人の奏でたリアルドラマを一瞬で思い出させてくれる。くれぐれも2人のテーマソングを大切に。
外資系証券会社に勤める友人Kには、長年連れ添った彼女がいました。ある時、Kの大阪への転勤が決まり、友人達で送別会をすることに。その時僕たちが2人に贈ったプレゼントが「十年先のラブストーリー」(TUBE)の熱唱。

これから始まる遠距離恋愛に不安そうな彼女を元気づけるためにも、ふたりのテーマソングとして、この歌を歌い上げたのでした。2人は感動して涙を浮かべていました。花束を渡し、その会はドラマティックに終わりました。

ところが。2人はさまざまな行き違いの結果、1年後、別れることになりました。彼がある粗相をして彼女から振られてしまったのです。別れてから1年後、彼女は別の結婚相手を見つけました。ある夜、さっぱりした表情でKに報告に行ったのです。

突然の訪問に驚くK。

「私、結婚するから。おめでとう…って言って」

玄関前でそう告げる彼女。

その時、Kは苦渋の表情を浮かべながらこう言ったのです。
「10分間だけ最後のドライブに付き合ってくんない?」
彼は目黒通りを往復するだけの“最後のドライブ”を提案しました。そこで彼は思い出の「十年先のラブストーリー」(TUBE)を車中で大音量でかけました。走馬灯の思い出に頭をジャックされ、号泣するK。それにつられてとうとうむせび泣く彼女。

――そして奇跡は起きました。1週間後彼女からこんな言葉が・・・

「結婚という行為自体をわたしは追っていたのかも。でも一番に追いたいのK君なんだって。そういう気持ちを抑えていたことに“あのドライブ”で気づいたの。あなたは浮気症でエラそうで、短気でバカだけど、同じ空気を感じるだけでこんなに透明になれる。」

大変な思いをして彼女はフィアンセと別れました。そしKの元に戻ったのです。2人はそのままゴールイン。その後、遊び人から足を洗った彼は猛勉強して2年で司法試験に合格!現在では小学生になる子供と仲良く暮らしています。

もちろん2人の結婚式では「十年先のラブストーリー」を再び熱く歌わせてもらいました。

教訓:2人のテーマソングのパワーで相手を引きもどせ!

次のページでは「行きつけの店のスタッフとの結婚」をお届けします。