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ホワイトデーにお返ししない人の男性心理とは?

ホワイトデーにお返ししない人はあり? なし? バレンタインデーを贈った女性側の心理やホワイトデーの上手な活用法などをおさらいしてみましょう。恋愛に限らずコミュニケーションで大事なのは、何かしてもらった行動に対して「ありがとう」の気持ちをお返しできるかどうかです。

久野 浩司

執筆者:久野 浩司

恋愛ガイド

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<目次>

ホワイトデーにお返ししない人はあり? なし?

 ホワイトデーにお返ししない人の心理

 ホワイトデーにお返ししない人の心理


オールアバウト独自のユーザー参加型アンケート「恋愛裁判」による調査(※現在はサービス停止済)で、「ホワイトデーのお返しをしない人は?」というテーマでいろいろ熱い議論が交わされました。

そもそも「ホワイトデー」とは、日本で生まれた消費を目論んだ商業的な意味でスタートしているので、実はバレンタインに比べれば、まだ、きちんと習慣化されていないというのが今の現状かも知れません。

バレンタインだって本来は男女の隔てなく愛する人に気持ちを贈るイベントです。日本では、いつの間にか女性から男性にチョコレートを贈る習慣として定着していますが、このチョコを贈ること自体も日本独自のものです。実際に、僕もアメリカの高校に通っていた時に、それが常識だと思っていたので、クラスの友達が男女関わらず花やバルーンなどを贈っていたのでビックリした記憶があります。

さて話を戻しつつ、今回の恋愛裁判のアンケート結果をみていきましょう。

まず結果だけを見れば、返すべき=60.7%、返さなくてもOK=39.3%という数字が出ました。寄せられたコメントの意見などを読むと、当たり前ですが、それぞれの立場によって主張するポイントが違うことがわかります。
 

「返すべき」「返さなくてOK」それぞれの言い分は?

まず最初に「返すべき」についての意見からざっと見ていきましょう。

*「義理であっても、受け取った物にはきちんとお返しをすること」
*「最初からいらないなら断るべき」
*「人としての礼儀やマナー」
*「本命チョコにはきちんと返すべき」
*「別に好きでもないけど職場で一人だけあげないわけにはいかない」
*「時間とお金を掛けてるのだから返せ」

など、数多くの意見が寄せられました。この意見の中には男性も多く、ホワイトデー以前に、人としていただいた物に対してのお礼を重んじて欲しいという気持ちが入ってるようでした。

続いて主な「返さなくてOK」の意見も見ていきましょう。

*「見返りを求めるなら最初からあげなくて良いのでは」
*「バレンタインは日頃の感謝の気持ちとして贈るもの」
*「一方的にイベントに参加させられても困る」
*「チョコをあげるかは女性の自由、返すのは男性の自由」

意外にもこちらは女性側の意見が多かったのが印象的でした。積極的に「お返しはいらない」というよりは、どちらかと言えば「しょうがないかも」な半分あきらめ的な感じもしましたが……。
 

本命チョコか義理チョコかで、女性の心理が違う?

本命でも義理であってもホワイトデーのお返しから人間性をチェックされてしまいますよ~

本命でも義理であってもホワイトデーのお返しから人間性をチェックされてしまいますよ~


それぞれの意見や立場を見ていくと、女性から渡す「バレンンタインのチョコ」に込めた思いによって、ホワイトデーのお返しについての考えも大きく変わるようです。

1:恋人に贈る本命チョコ
2:意中の相手に贈る本命チョコ
3:職場や友人などへの義理チョコ


1:の恋人に対して贈る場合、彼からホワイトデーに何が返ってくるのか、または何もお返しがないことで、相手があなたに対して、大切にしているかどうかのバロメーターになると言えます。特に女性は金額の問題でなく、好きな人から見返りでなく、気持ちとして何かしらのプレゼントは欲しいはずです。バレンタインに限らず、誕生日やクリスマスなどにも通じますが、どうせ付き合うならヤキモキせずにお互いが自然に感謝の気持ちや、相手を喜ばせるためのキャッチボールができる関係がいいですね。

2:意中の相手に女性が思いを込めて贈った場合には、ここでも先ほどと同じく彼のあなたに対する気持ちがチェックできます。

男性側の本音で言わせてもらえば、もちろんチョコレートをもらうことはすごく嬉しいと思います。ただ、その気持ちに応えられない場合にはマナーや義理として相手に返すのか、もしくは思わせぶりな態度は出来ないので申し訳ない気持ちはあってもあえて返さない。こんな気持ちになるのではないでしょうか……。

もし女性側が追いかける立場であれば、あまり見返りを求めないで素直に自分の気持ちをチョコレートに託して気持ちを伝えることが大事だと思います。

3:職場などでの義理チョコに関しては、もらう側も完全にお返しする、しないで分かれることでしょう。今回の恋愛裁判もこの義理チョコに対してのお返しについての賛否の意見が一番多かったです。ただ職場によっては、別に渡したくない先輩や上司であっても義理でチョコを渡さざるをえないのが現状であるのかもしれません。

もちろん望ましいのは、もらった側は義理であっても、その気持ちや実際にかかる出費に対して、ちょっとだけでも感謝の気持ちをお返しできるとより自分の株をあげるチャンスだと思います。

さらに「欲しくない」「返す意思がないなら、その時点で『いらない』とハッキリ言って欲しい」という意見も多数ありました。ただ実際にその場で、面と向かって「僕は別に君からのチョコは要らないし、お返しするつもりがないよ!」なんて言えないでしょう。むしろ、それを平然と言える人はよっぽどの無神経であり、相手を傷つけるのではないでしょうか。
 

やはり大切なのは感謝の気持ちです!

当たり前ですが、女性は彼氏や好きな人に贈る本命チョコと、職場の同僚や先輩に渡すのでは気持ちは全く違うでしょう。恋人や自分の好きな人に対しては「自分の想い」を込め、上司や先輩、親友などには「日頃の感謝の気持ち」を込めてあげるのがベストだと思います。

例えば義理チョコに関しては、職場ではあげたくない相手であっても、配らなくてはいけない場合もあるはずです。その場合には、女性社員同士で相談して、個別でなく女子社員のみんなからの気持ちのおすそ分けというカタチで、皆さんに配るのがコスト面や気持ち的にも、相手に見返りも求めないようになるので、いいかもしれません。

男性陣も義理であれば、個別でなくみんなで少しづつお金を募って、ホワイトデーに美味しいスウィーツなどを女子社員にお返しするだけで、会社における人間関係が格段に向上するのではと思います。

恋愛に限らずコミュニケーションで大事なのは、何かしてもらった行動に対して「ありがとう」の気持ちをお返しできるかどうかです。お互いが普段からの感謝の気持ちを自然にキャッチボールできるよう、クセにすることが理想だと思います。

この「ホワイトデー」というイベントも上手に利用すれば、二人の仲や良い人間関係を加速させるチャンスになるはずですよ!


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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