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語学は劣るがクチは達者 [Communication5](3ページ目)

我が家のコミュニケーションの実態も振り返ってみました。夫はスイス人で、結婚当初はどちらの母国でもないカナダに在住。当時と今の夫婦間コミュニケーションの変化は……?

執筆者:シャウウェッカー 光代

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母国にいる側の役目

日本に移り住んで、環境がすっかり変わった今、またケンカが増えているのです!?(ヤバッ!)

理由はいろいろあるのですが、突き詰めてゆくと、彼が日常生活で普通に日本語を話しているので、それが当り前という感覚になってしまい、常に外国語を話さなければならない夫の大変さを、私が忘れてしまっているのではないか、と……。

かつてカナダに住んでいた頃は、自分にそういう経験がありました。だから夫の気持ちはよく分かると思っていたのに、日本に住んでいる年月が長くなればなるほど、夫は100%適応できていると錯覚してしまうのですね。

日本の生活にどんどん慣れてきて、今ではほとんど不自由はないとはいっても、やはり根本のところでは、“彼は異文化の中に住んでいて異言語で生活している”という事実は変わらないのです。

「国際結婚では、母国に住んでいる側が相手の何倍もの思いやりをもって接しなければならない」

……何度も記事に書いているのに、私自身が忘れかけているようで、大反省しました(シュン)。これからも自分への戒めにしたいと思います。



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