噛み合わないコミュニケーション法
もともと“言わない”文化である上に、夫婦の間となると、ますます言葉でのコミュニケーションがなくなるのが普通です。日本でよく聞かれる夫婦ゲンカの言い分は、夫「いちいち言わなくても分かるだろう」、妻「話す前に気づいてよ」。オジサン世代になると「何年一緒に住んでるんだーっ!」などと言う人もいます。“言わなくても分かる”ことを尊しとしているのが、日本の文化。
“言葉で表現して伝える”のが当たり前の欧米文化とは、真逆なのです。
この2つの文化が、そう簡単に噛み合うわけがありません。片や「意見や不満があったら言うのが当然。何も言われていないのは、不満がないということ」(カナダ人夫)と思っているし、片や「こんなに態度で表わしているのに何で気がつかないの? 見れば分かるでしょ」(日本人妻)と思っているのだから……。
国際結婚カップルは、夫婦間でこういうぶつかりあいを何度か経験して、初めて、その根底にあるコミュニケーション法の違いに気付いていくのです。
では、日本人パートナーがもっと言葉で表現するようになれば解決するかというと、そう簡単でもありません。そこに至るまでには、また別の壁が……。
続きは次回の「“Let's talk”アレルギー [Communication2]」でお伝えします。
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