新型インフルエンザの渦中に渡航

新型インフルエンザ(H1N1)(当初は豚インフルエンザと呼ばれていた)の第一報が入った4月24日。私と夫は、スコットさんと直美さん(お2人のストーリーは第1話 「運命? 偶然? 初めての逆ナンパの出会い」から第20話 「新たな生命とアメリカ披露宴の準備」に、詳しく書いてあります)のアメリカでの結婚披露宴に出席するため、旅行準備にそろそろ取り掛かろうとしていたところでした。

水際で食い止めようと空港の検疫態勢が強化されたが……
出発の30日が近づくにつれ、報道は過熱するばかり。メキシコで猛威をふるっていたのが、ついにアメリカやカナダにも飛び火し……と、日々感染エリアが拡大。世界保健機関(WHO)のインフルエンザの警戒レベル「フェーズ」も徐々に上がっていきました。

が、その割にはまだ実態(ウイルスの強さや致死率など)がつかめず、多少の不安を感じつつも、渡航をやめるわけにいかないので、マスクや除菌ウェットティッシュを多めに持つなど、できる限りの準備をしていました。

出発の成田空港では、とにかく日本人はほぼ全員がマスクをかけている……。空港職員もマスク姿の人が多く(さすがに免税店のスタッフなどはかけていませんが)、厳戒態勢みたいな感じでした。欧米人旅行者では珍しがって写真を撮っている人も……。我々日本人は風邪や花粉症でマスクに慣れているので、それほど奇異には感じないのですが、そうではない国の人から見たら、奇妙な光景なのでしょうね。

現地は静か

現地サンフランシスコは落ち着いたものでした。以前住んでいたカナダもそうでしたが、アメリカでも街でマスクをかけている人はほとんどいません。それに、この頃には新型インフルエンザにはタミフルが効くということが分かっていたので、そんなに過敏になってはいなかったようです(とは、直美さんから聞いた話。彼女は既にサンフランシスコ入りしていました)。

そして、私たちは結婚披露宴出席を経て、ハワイ経由で5月9日に帰国しました。その時の成田空港の様子、ガイドの実体験を、ここでお伝えしたいと思います。


ホノルル空港では……