手続きのためにまず行なったこと
書類が多いのでタイヘン。2人で協力し分担して進めます |
とはいっても、国によって手続きや必要書類が違いますので、まずはそれぞれが必要な役所---直美さんは戸籍がある市役所、スコットさんは在日アメリカ大使館---に電話等で問い合わせてみることをおすすめしました。インターネットや書物でもある程度情報は取れるのですが、法律は改定されることもありますので、やはり日々アップデートされている情報を電話で確認するのは不可欠です。
特に市区町村の役所は、一度問い合わせの電話を入れておくと、これからそういうカップルが婚姻届けを出しに来るんだという心構えをしておいてもらえることにもつながります。そのほうが、いざ窓口に行った時に、スムーズに進んだりするものなんですよね。
直美さんはまず市役所に電話をし、必要書類を聞いたそうです。
スコットさんは、アメリカ大使館に電話で問い合わせ、それでもまだ充分ではなかったので、インターネットを使ったり、友達のルームメイトでやはり日米の国際結婚カップルという男性に体験談を聞いたりしたそうです。
2人が集めた書類は……
■スコットさんが集めた書類は次のものです。・結婚具備証明……申請書をインターネットからダウンロードし、記入して、東京のアメリカ大使館に取りに行きました。
・出生証明書……アメリカにいるお母さんに頼んで取ってもらい、郵送してもらいました。
後日、それぞれの翻訳文をご自分たちで作成しています。
ほかに必要なものは、次の2点でした。
・パスポート
・外国人登録証明書
■直美さんが用意したものは
・運転免許証
・旧姓の印鑑
必要なものの手配はすみました。あとは届け出する日を決めるだけ。お2人は5月初旬の日取りの良い日を考えていました。
ここまで来るには思わぬ出来事の連続でした……