長野、群馬、岐阜もランクインの国際結婚率
都道府県別のデータからは、たいへんオモシロイ結果が得られました。ここでは「人口動態調査」の数値をもとに、2種類のランキングをつくっています。いずれも10位まで発表いたしま~す!
まずは1つめ。単純に国際結婚カップル数を計算してみました。やはり大都市がある都府県が顔をそろえていますね。
次は、各都道府県内のすべての婚姻数のなかで、国際結婚率はどれくらいなのか、計算してみました。結果が下の表です。
1位の東京は、23区内だけのデータでは10.1%になります。つまり10組に1組は国際結婚です。けっこう多いですよね。
そのほかは意外な顔ぶれだと思いませんか? 大都市に片寄らず、むしろその周辺の地域に、割合としては国際結婚が増えているのです。数字を薄緑色でマークした県は、国際結婚の数そのものはそれほど多くないのに(上の表ではランクインしていない)、パーセンテージにすると上位に入ってくる県です。
私が住んでいる群馬県も、7位にランクされるという栄光(?)に輝きました! これ、なんとなく理由が分かるんですよね。県内の某市は大工業地帯のため、労働者の外国人比率が高く、居住している外国籍の方が大勢いるのです。だから知り合う機会が増え、国際結婚も増えているのかなあ……と。
他の地味目な県(失礼!)も、同じような事情があるのではないかと推察します。……というわけで、その中の1つ、「山梨県」がクイズの答えでした~!
山梨県は、国際結婚の実数では全国21位で、20位以内にも入ってこないのです。それでも2位になるということは、少ない婚姻数の中でいかに国際結婚比率が高かったかということですよね。正解された方、どのくらいいらっしゃいましたか!?
全問正解の方がいたら、大拍手です! 素晴らしい!!
「統計」というと数字ばかりの堅苦しいイメージですが、こうしてデータを見ていると、国際結婚を取り巻く状況がなんとなく分かってきますよね。
これからも国際結婚は増え続けていくのか、注目していたいと思います。
【関連サイト】
厚生労働省 統計一覧
厚生労働省 平成18年度「婚姻に関する統計」の概況
【国際結婚に関するデータを取り上げたガイド記事】
外国人が好きな日本食ランキング
外国人がどうしても食べられない日本食は?
国際結婚版 「夫婦円満の秘訣」発表!!
外国人が行きたい日本 Best10 [1]
外国人が行きたい日本 Best10 [2]
「国際結婚って自慢?」の真実
意外?それとも納得? 国際結婚の“思い込み”結果発表
「あなたの一票」 過去の投票結果