決意の帰国


しかし、半年もたつと、さすがにご主人も、これはおかしいと思い始めました。結婚当初はいつも家をピカピカに磨いていた妻が、掃除をしなくなり、散らかり放題の部屋に平然といるのです。メイクもせず、1日じゅうパジャマを着たままということもよくありました。

やがて、カウンセラーをしている友人に相談したことがきっかけで、妻がうつかもしれないということが分かってきました。その後は2人でその友人のところに通い、お互い話し合う機会もなるべくもつようにしました。

そして、2度目の結婚記念日がやってこようとした頃、2人が下した決断は……

日本に帰国して環境を変え、症状の改善をはかる、というものでした。
幸いご主人は知人のツテで、日本で語学の先生の職が見つかり、夫婦一緒に日本に移り住むことができるようになったのです。

日本に帰ってきたことで、まず引きこもりがなくなったそうです。A子さんは以前の明るさを取り戻し、自分の心の状態にも向き合えるようになりました。今後は数年かけて社会復帰を果たし、その後はまた向こうで暮らせるようになりたいと2人で話し合っているそうです。

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A子さんのような状況に陥ってしまう人は、決して少なくありません。
ここまで深刻に事態が進んでいなくても、部分部分で共通点を感じている方は、かなりいらっしゃるのではないでしょうか?

A子さんご夫婦の場合、ご主人の仕事がフレキシブルで、数年日本に行く決断をしてくれたのが、とても幸いなことでした。
しかし、現実には、このようにはいかないカップルのほうが圧倒的に多いと思います。

環境を変えることができない場合、どのように対処していったらよいのでしょう?
次の記事、「パートナーがうつ!? あなたはどうする?」では、そんな事例をご紹介しています。


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