佐渡の野外和太鼓コンサートに行こう！(2ページ目)

野外ならではの開放感にあふれて…

ハーバーマーケットにあるハプニングステージでは誰でも参加できる催しが…

アース・セレブレーションは、コンサートをはじめ、ほとんどの催しが屋外で行なわれるため、野外ならではの開放的な雰囲気にあふれているのが特長です。
中心となる小木町は小さな港町ですが、アース・セレブレーションの期間は、世界中から訪れる人々で国際色豊かに賑わいます。

海外から来ている方も多いだろうなぁとは思っていたのですが、その数は私の予想をはるかに上まわっていました。本当に多いですよ！　ビックリしました。ざっと見渡したところでは、５人に１人が外国人という感じです。家族連れ、熟年夫婦、若者のグループが多く、国際カップルもけっこうお見かけしました。

フェリー乗り場がある小木港に面した小木みなと公園では、ハーバーマーケットが設営され、110軒ものお店が出店しています。海風が心地よいこのマーケットには、出店者側にも外国の方がけっこういるのです。なかには「帰りのフェリー代がありません」という涙をそそる（？）手書きボードを掲げ、手作りのクラフトを売っている人も……。

ハプニングステージで太鼓をたたいていたお２人。後方には子供を抱いたお母さんの姿も

ハーバーマーケットの中央にあるハプニングステージでは、何かを始める人、それに参加する人、芝生に寝転ぶ人など、思い思いに楽しんでいます。
フリンジと呼ばれる催しは、近くの木崎神社の境内で行なわれ、20以上もの出演者が各々約30分のパフォーマンスを繰り広げます。神社の木陰でセミの声に囲まれて観るのは、また違った趣がありますよ。

佐渡の自然があってこそのイベント

ひまわり畑と向こうに広がる日本海

アース・セレブレーションを魅力的にしている影の立役者は、佐渡の自然であると言われています。
船ではないと行けない“島”という地形、港町の開放的な雰囲気と周囲に広がるのどかな田園風景、中央には意外に高い山がそびえ、変化に富んだ海岸線の向こうには透明度の高い海が広がっています。

コンサートが行なわれる城山公園の会場は、周囲をぐるりと林に囲まれ、まるで天然のコンサートホールのよう。大地の波動と木々のエネルギーを受けて、出演者も観客も自然に一体化できるような、いいバイブレーションが生まれているのです。
だから国籍も言葉も関係なく、一緒に盛り上がれるのかも……。

アース・セレブレーションは、毎年８月の第３金曜日から日曜日にかけて開催されます。大阪と東京から臨時の直行バス（フェリーを含む）も運行。佐渡の自然とともに楽しんでほしいイベントです。


【関連サイト】
「鼓童」公式サイト（日・英語）
「アース・セレブレーション」公式サイト（日・英語）

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