国際結婚/国際結婚アーカイブ

「私たちの国際結婚」シリーズVol.3(前編) ワーホリと大雪がご縁を呼んだ?(3ページ目)

さまざまな国際結婚カップルの出会いから現在までをリポートしていくシリーズ第3回目。ワーキングホリデーでカナダに来て、仕事を通してご主人と出会ったYokoさんのお話です。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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■それぞれの第一印象は?

大雪の中、日本からのツアーとYokoさんと彼を乗せたバスは、ウィスラーに向かって走り出します。カナディアン・ロッキーがあるアルバータ州出身の彼、さすがに雪道には慣れているようで、運転は見事なものでした。これがかなりの安心感を彼女に与えてくれたようです。

「その時の印象は "余裕のある人" でした」
6歳年上で体格もよく、そのうえ堂々たる雪道のドライビングでしたから、そのような印象を抱いたのでしょう。

一方、Yokoさんのほうは必死でした。
心配する添乗員さんからいろいろ質問され、それを英語で彼に聞き、彼の言葉を訳してまた添乗員さんに伝え……。
そんな様子を見て、彼は "一生懸命な子だなあ" と思っていたようです。

ところが……
「実は彼の英語、アルバータ訛りがあって、何を言ってるんだか全然分からなかったんですよ。で、間違ったことを添乗員さんに伝えてはいけないから、何度も彼に聞き直していたんです(笑)」

なーんだ、そういうことだったんですか。
でもそれが彼に好印象を与える結果になったのですから、おもしろいものですね。

その偶然のウィスラー行きの後、彼は頻繁にYokoさんの会社の仕事を担当するようになったそうです。社内でも彼の仕事ぶりは評判で、みんなに "頼れるドライバー" と思われていたとか。
Yokoさんのウィスラーへのガイドはいつも彼と組むようになり、自然に話す時間が長くなっていったそうです。

そのまま順調に……と思いきや、このあと離れ離れになる長~い期間がやって来るのです。

■彼はカナディアン・ロッキーへ

春になってスキー・シーズンが一段落すると、彼は長期でカナディアン・ロッキーに行ってしまうことになりました。夏の観光シーズンに向けて、早めに現地入りして慣れておくためです。

それを聞いて "寂しい" と感じたYokoさん、この時、初めて彼の存在を意識しました。それまではただの仕事上の友人と思っていたのですが、しばらく会えなくなると知り、どうしようもなく寂しく感じてしまったのです。まさに"心にポッカリ穴があいたような状態"でした。

しかし、そんな思いを伝える時間もなく、まもなく彼は本当にロッキーに行ってしまいました。

さて、その後は……

(続きは中編をどうぞ!)
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