その1 顔の近くの襟元
高貴な柄には高貴な小物コーディネート。襟元が寂しげならこんなゴールド系の小物をプラスして華やかさを。【写真協力:ジョイフル恵利】 |
チェックすべきは、左側の襟から胸にかけて。着物は右前といって、右側の襟・身頃の上に左側をかぶせるように重ねて着付けます。つまり右前という呼び名と違い、左側が前にきます。だから左側のデザインがより目立ちます。
したがって左側の襟から胸のあたりのデザインが、シンプルすぎると寂しげな印象になってしまうこともあります。スナップ写真の撮影などで写真にも残りやすいだけに、顔映りも含めてチェックしましょう。
その2 袖のチェックは意外と盲点?
こんな全身写真を見ることが多いのではないでしょうか? 振りの柄選びは重要です。【写真協力:ジョイフル恵利】 |
そんな振り部分は、ゲストに見られやすい外側の柄がポイントです。試着時は袖の表側、つまり内側ばかりに気をとられていませんか? どうしても畳の上で広げて見た時の印象で決めてしまいがち。
でも実際は右の写真のように、末広に手を添えるポーズなど、手を前で揃えることがほとんどです。その所作によって実は、外側の柄こそ見られているのです。和装の全身写真、アピールポイントはズバリ振りです! 振りの外側の柄選びに油断は禁物です。
打掛を着る花嫁は次ページもチェックを忘れずに。