こたつなどの暖房器具を出すと良い日があるってホント?

こたつやストーブをいつ出すか迷ったら、「亥の子の日」の「こたつ開き」を参考に
2020年こたつを出す日はいつ?
「亥の子の日」にこたつ開き、亥の子餅、亥の子祝い、亥の子まつり

「亥の子」には、イノシシの子(俗称「うり坊」)に似せた「亥の子餅」を食べる風習も!
また、西日本を中心に「亥の子まつり」という収穫祭が行われます。東日本では、旧暦10月10日の「十日夜(とおかんや)」が同様の行事にあたります。
「亥の子餅」とは?イノシシの子に似た餅を食べて無病息災

関西ではポピュラーな「亥の子餅」。関東でも見かけるようになりました
この風習は、古代中国で「亥の月、亥の日、亥の刻に餅を食べれば無病息災である」といわれたことに由来し、新米に大豆・小豆・ささげ・ごま・栗・柿・糖(あめ)の7種の粉を混ぜて作った餅で、亥の子の色や形を真似て作られ、「亥の子餅」と呼ばれるようになりました。
現在は材料や形もさまざまですが、10月から11月頃に和菓子屋の店頭に並びます。
「こたつ開き」とは?亥の子の日に暖房器具を出すと火事にならない
昔から「亥の子の日」に火を入れると火事にならないと言われており、「こたつ開き」をする習わしがあります。亥は陰陽五行説で火を制する水にあたるため、亥の月亥の日から火を使い始めると火事にならないとされました。そこで、「亥の子の日」にこたつや囲炉裏などに火を入れるようになり、「こたつ開き」と呼ばれて親しまれました。今でも、茶の湯では「亥の子の日」に「炉開き」を行うところが多く、新茶を初めて使う「口切り」をして「亥の子餅」をいただきます。
この「こたつ開き」にならい、「亥の子の日」が暖房器具を出すひとつの目安になっています。実際に使用するのは気温などによりますが、この日にこたつ、ヒーター、ストーブなどの暖房器具を出して準備をしておけは、縁起もよくて安心。昔ながらの知恵といえるでしょう。
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