こたつなどの暖房器具を出すと良い日があるってホント?

こたつを出してはいけない日 こたつ出す日

こたつやストーブをいつ出すか迷ったら、「亥の子の日」の「こたつ開き」を参考に

立冬(11月7日頃)を迎えると暦のうえでは冬になります。そろそろ冬の準備をしないといけませんが、こたつやストーブなどの暖房器具をいつ出すか迷いますよね。そこで目安になるのが、「亥の子の日(いのこのひ)」です。「亥の子の日」に「こたつ開き」をしていたことから、「亥の子の日」に暖房器具を出すと良いといわれています。こたつを出してはいけない日というのは、とくにありません。
   

2020年こたつを出す日はいつ? 
「亥の子の日」にこたつ開き、亥の子餅、亥の子祝い、亥の子まつり

「亥の子」には、イノシシの子(俗称「うり坊」)に似せた「亥の子餅」を食べる風習も!

「亥の子」には、イノシシの子(俗称「うり坊」)に似せた「亥の子餅」を食べる風習も!

「亥の子の日」とは、亥の月(旧暦10月)の亥の日をさし、「亥の子餅」を食べ、「亥の子祝い」や「こたつ開き」をする風習があります。亥は十二支の数え方なので、亥の日というのは12日ごとにやってきますが、一般的には亥の月の最初の亥の日のことをいいます。2020年の「亥の子の日」は11月4日です。
 
また、西日本を中心に「亥の子まつり」という収穫祭が行われます。東日本では、旧暦10月10日の「十日夜(とおかんや)」が同様の行事にあたります。
 

「亥の子餅」とは?イノシシの子に似た餅を食べて無病息災

関西ではポピュラーな「亥の子餅」。関東でも見かけるようになりました

関西ではポピュラーな「亥の子餅」。関東でも見かけるようになりました

「亥の子の日」は亥が重なるので「玄猪(げんちょ)」とも呼ばれ、多産のイノシシにあやかり亥の子(猪の子)に見立てた「亥の子餅」(別名「玄猪」)を食べ、無病息災や子孫繁栄を祈願します。

この風習は、古代中国で「亥の月、亥の日、亥の刻に餅を食べれば無病息災である」といわれたことに由来し、新米に大豆・小豆・ささげ・ごま・栗・柿・糖(あめ)の7種の粉を混ぜて作った餅で、亥の子の色や形を真似て作られ、「亥の子餅」と呼ばれるようになりました。

現在は材料や形もさまざまですが、10月から11月頃に和菓子屋の店頭に並びます。
 

「こたつ開き」とは?亥の子の日に暖房器具を出すと火事にならない

昔から「亥の子の日」に火を入れると火事にならないと言われており、「こたつ開き」をする習わしがあります。亥は陰陽五行説で火を制する水にあたるため、亥の月亥の日から火を使い始めると火事にならないとされました。

そこで、「亥の子の日」にこたつや囲炉裏などに火を入れるようになり、「こたつ開き」と呼ばれて親しまれました。今でも、茶の湯では「亥の子の日」に「炉開き」を行うところが多く、新茶を初めて使う「口切り」をして「亥の子餅」をいただきます。
 
この「こたつ開き」にならい、「亥の子の日」が暖房器具を出すひとつの目安になっています。実際に使用するのは気温などによりますが、この日にこたつ、ヒーター、ストーブなどの暖房器具を出して準備をしておけは、縁起もよくて安心。昔ながらの知恵といえるでしょう。
 
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