暮らしの歳時記/夏の行事・楽しみ方(6~8月)

男の浴衣~夏の男前計画(2ページ目)

この夏もっと男前になるためのこだわりグッズや粋に見せるテクニックをご紹介します。パパだってママに負けてはいられない。男っぷりを上げて、惚れなおさせてしまいましょう。

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド

下駄・雪駄

こちらが雪駄。かかとがはみ出すぐらいでちょうど良いのです。
下駄は歩くたびにカランコロンという音がして、これが好きだという方も多いですね。ひとつの木をくり抜いた「駒下駄」、二枚歯ではなく歩きやすい「右近」など幾つかの種類があります。

最近は底にゴムが張ってあったり、ジーパンにも似合うモダンなデザインも増えていて、浴衣に限らず愛用する方が多くなりました。例えば、サンダル感覚ではける[和工房みずとり]の手彫り下駄は、科学的にも立証された心地良さと格好良さを兼ね備えた優れものです。

■ありそうでなかった [和工房みずとり]の手彫り下駄

雪駄は草履の一種です。畳表などの天然素材で作られるものは蒸れずに快適ですが、水や汚れに弱いため雨の日にはNG。そこで人気なのがエナメルで、価格も手頃で汚れに強いので気軽に履けます。

下駄も雪駄も少し小さめぐらいが丁度良く、鼻緒に指先をひっかける程度で、かかとがはみ出すようにして履くのが粋な履き方。鼻緒を調節すれば快適に履けますし、鼻緒でお洒落するのも楽しいものです。
また、下駄のほうがカジュアルなので、TPOによっては雪駄のほうが向いています。

ハンチング・パナマ帽

帆布のハンチングを着物に合わせても素敵。レトロなロゴがいい感じです。
帽子は夏の必需品ですが、和でキメたいときは、相性のいいハンチングやパナマ帽ではいかがでしょう。

ハンチングはイギリスの上流階級で用いられた狩猟用の帽子ですが、日本では鳥打帽(とりうちぼう)と呼ばれて、明治時代から商人が好んでかぶるようになりました。

パナマ帽は夏の紳士の定番。本来は中米原産のパナマ草を編んだものですが、日本では麦わらでもパナマ帽と呼ばれ、中折れした形の夏帽子の総称として使われています。往年の映画スターがパナマ帽を粋にかぶっているように、伊達男になるには最適でしょう。(前ページでかぶっているのが麦わらのパナマ帽です。) 

さらに男前な持ち物もチェック! >>>
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