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大人の女の感性をくすぐるガラスの万華鏡

ひと目見てドキッとする出会いがあります。ひと目惚れした作品は、美人姉妹によって作られたガラスの万華鏡。彼女達もまた運命の出会いが重なって万華鏡作家の道を選びました。自分へ彼女へ、琴線に触れる贈り物です

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド

偶然通りかかった催事場で魅惑のオーラを感じて……これはいったい何?
ひと目見てドキッとする出会いがあります。異性ならひと目惚れ、モノなら衝動買いにつながったりするようなこと。どうにも気になって仕方がないこと。

先日、ガイドもそんな出会いをしてしまいました。私の目を釘付けにし、引き寄せられた先には……

自分へ、大切な人へ贈りたい、手作りの万華鏡です。

最初、万華鏡だとは気がつきませんでした

存在感たっぷりのステンドグラス作品。写真ではガラスの繊細な輝きや、アンティーク布の風合いが伝わらないのが残念です。写真手前から覗くと、先端についている「オイルワンド」の模様が映し出されます。(OW-3 「蝶」:帯地袋付き。ステンドグラス。税込42,000円。150×110×30mm)
万華鏡ぐらい誰でも覗いたことがあると思います。縁日や土産物屋さんに並ぶ素朴な万華鏡に歓声を上げたり、ショップの陳列品を試してみたり。夢のような世界が見えることも知っています。

ところが、最初に私の感性をくすぐったのはその外観。それが万華鏡だと知ったのは、作品の横で微笑む女性が「これ、万華鏡なんですよ。どうぞ覗いてみてください」と言ったからです。

ガラスの中に広がる神秘的な世界

万華鏡の神秘的な映像。万華鏡は鏡の組み方によって映像が違いますが、OW-3シリーズ(↑)には覗き窓が2つ有り、「2ミラー」と「3ミラー」の2種類のミラーシステムが1本で楽しめます。これは「3ミラー」映像。
まずは微妙な色使いと絶妙な絵柄に見入り、手にとってみてその程よい重さや手触りにはっとしました。手づくりならではの風合い、地味すぎず派手でもない絶妙なセンス、上品な輝きとリッチな重量感。「ステンドグラス」や、「ガラス胎七宝」というガラスに七宝焼きを組み合わせた技法で出来ているそうです。

さっそく中を覗いてみてびっくり。とても繊細で華麗な世界が広がっています。万華鏡の先端についているオイルワンドの中身が動いて映像が変わるので、いつまで見ていても飽きません。「こちらに入れて携帯することもできますよ」という小袋は、これまた味のある古い布で作られた魅力的なものでした。

どんな人が作っているんだろう? 興味深々で伺ってみたところ、なんと説明をしてくださっているこのチャーミングな若い女性ご本人。「姉と二人で作っているんです」と言って手渡された名刺には、「みずあめや」という不思議な屋号が載っています。

……ますます気になる。作品ばかりでなくアーティストとしての舞台裏を探るべく、後日「みずあめや」のお二人にインタビューをしてみました。


こんな素敵な姉妹が、大人の女性の感性をくすぐっていました  >>>
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