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石川県の食材が今アツい!

先日、カノビアーノ東京で行なわれた、石川県食材フェア。野菜農家さんや、漁業組合の方が販路拡大を目的に、ご自慢の食材を持ち寄りました。「石川県ってスゴイ!」正直な感想です。

菜々山 いく子

執筆者:菜々山 いく子

ランチガイド

石川県は食材の宝庫!

今、いちばん旅したい場所は? と聞かれたら、まっさきにここを挙げるでしょう。それは石川県です。加賀百万石の面影を今に残す、名所旧跡。豪奢な加賀友禅や九谷焼の伝統工芸品。もちろん、加賀料理や穫れたての魚介を中心とした東京では味わえない美食の数々! この夏の旅行に……と思っていたところ、東京で石川県の食材が一堂に会するイベントがあると聞きつけ、さっそく取材してきました。会場となるのは、東京駅八重洲にあるCANOVIANO TOKYO(カノビアーノ・トーキョー)。重厚感のある店内に足を踏み入れました。

海洋深層水で育てたトマトとは?

会場には様々な生産者や漁業関係者がご自慢の食材を携え、ブースを出していました。まず、目をひかれたのが、真っ赤に完熟したトマト。これぞ能登の海洋深層水トマトです。海洋深層水トマトとは一体どんなものなのでしょう? 簡単に言えば、桃太郎トマトに水深320mからとった海洋深層水を与えて育てられたもの。海洋深層水には、植物生育に必要な天然組成の微量成分や様々なミネラルがバランスよく含まれています。また浸透圧を利用することでトマトの実に含まれる水分を調節し、甘くてずっしりとした実が出来上がるのだそう。食べてみてびっくり! 濃い味わいの中からほんのりとした塩分やミネラル分を感じます。何にも味付けしなくても、これだけで充分美味しいのです。

シャキシャキの食感 金糸瓜

めずらしい食材で、気に入ったのが金糸瓜。ソーメンカボチャとも呼ばれています。冬瓜のようなカボチャを半分に割り、軽く茹でると……、あら不思議。果肉が糸の様にほぐれてゆきます。ポン酢をかけたものを試食させてもらいました。金糸瓜自体にはそれほど味があるものではありません。特徴はそのシャキシャキとした繊維の食感。エスニック料理で見かける、青パパイヤのような歯触り。食感を楽しみながらおかわりして食べてしまいました。

収穫量は6分の1 超肉厚シイタケ

いかにも美味しそうな特大のシイタケを発見しました。これが百万石シイタケです。通常、立方体に形作られた菌床の6面から収穫するシイタケを、1面しか生育しないようにして、栄養分を集中させ肉厚なシイタケに育て上げるのです。さて、これがどんな料理になるのでしょうか?

さまざまなブースを巡り、石川県の食材に触れたところで、パーティはスタート。CANOVIANO TOKYO(カノビアーノ・トーキョー)の植竹シェフの手によって、食材が料理へと変貌しました。

次のページでご紹介します。
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