グルメな「お取り寄せそば」「いただきもの手打ちそば」の茹で方
年末ともなると、年越し蕎麦を「お取り寄せ」したり、「誰かからいただいて」しまったり、「自分で打」ったり、蕎麦屋さんから「買って」きたり、いろいろな形で「手打ちそば」を手にしてしまうことが多いと思います。この、手打ち蕎麦というものは、他の麺類と茹で方が全く違うので、慎重に茹でてあげないと台無しにしてしまいます。そこで、哀れな茹で上がりにしないでいただくために、グルメの方々向きにこの記事を起こしました。
段取がすべて、そして丁寧な取扱いがキモ
すべて仕事は段取が肝心です。以下の手順で準備を進めて、粋な蕎麦を茹で上げてください。なお、ここでご紹介するのは、冷たいそばの方法です。手打ちそばを温かい汁で提供するのは、かなり敷居が高いので、また記事をあらてめてご紹介しましょう。◎お好みで、大根おろし、刻みねぎ、山葵等、薬味をあらかじめご準備ください
◎たっぷりのお鍋で、お湯をぐらぐらと沸騰させてください
◎大きめのボウルに、水を張っておいてください
◎【重要】一度にゆでられるのは一人前(135~160g)迄です。入れすぎると、麺が束になってお召し上がりいただけなくなります
◎沸騰している鍋に一人前のそばをほぐし入れ、麺をいためぬよう菜箸等で静かに捌いて、麺が湯の中でほぐれたら蓋をします
◎吹きこぼれる前に蓋をとり、火力を調節しながら沸騰状態を保ち、さらに1分間(トータル2分間)*ゆでます
◎麺をざる等ですくいあげ、水を張ったボウルにさらします。何とぞ差し水をしないでください
◎麺をごく軽く洗って、水を切り、ざる等に盛って、薬味とつゆでお召し上がりください
◎鍋の湯は、最後にそば湯としてお楽しみいただけます
◎その日に食べきれなかった麺は、生麺のまま小分けして冷凍すれば、一か月以上もちます
以上ですが、*印で示した茹で時間は、実は麺の太さによります。
太さとゆで時間の関係は、こちらの型紙を参考にしてください
http://www.l-h.co.jp/soba/pdf/CookingTimeFinder2.pdf