そば/そば関連情報

理想の蕎麦器を考えてみた(4ページ目)

使いやすい蕎麦の器とは何かを追い求め、体系化してみたところ、佐賀県の産地再生事業計画として採用された。無有というブランド名で発売される

執筆者:井上 明

私の無有に寄せた思いを文章にしました


以下は、そのカタログに寄せた文章です。



なにも、ない。すべてが、ある。
まず、そこにあるのは、素材と技と気。
着手から完成にいたるプロセスが、
あまりにも純粋でシンプルであるがゆえ、
蕎麦という料理と真摯に向きあうにつれ、
その主役をひきたてる器の選択において
少しの妥協もしたくないという感情にとらわれる。
蕎麦器に盛られるのは、汁や麺線だけではない。
蕎麦を打つ魂が、蕎麦を愛でる心に向かうとき、
ふたつの気のまじわりが、ここに宿るのである。
なにもないことは、うつろではなく、
すべてがあることで、窮屈になることもない。
蕎麦という宇宙を、のびやかに受けとめる、無有。


【ホテルレストランショーの情報】
2009年2月24日-26日開催@有明の東京ビッグサイト
http://www.jma.or.jp/hcj/jp/exhibit_list/index.html
この「佐賀県」のブース 東6U-301にて出展します。
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