じゃーん、これが憎きハスモン夜盜(ヨトウ)。坂戸の圃場でのご対面は、1998年以来です。とほほ
これが、ハスモンヨトウの孵化したあと
なんと、1mmにも満たない体躯で、壊滅的なダメージを圃場に与えます。
これが、雑草だけを選択的に食べ尽くしてくれるんだったら、最強の益虫になるんですが、
誰か交配して新種に育ててくれませんか?
まもなく迎える羽化をめざし、葉を食べ尽くして成長中のハスモンヨトウ幼虫。
いろいろ試されている駆除の方法の中で、フェロモントラップというのがあります。
メスのエキスを圃場に仕掛けておいて、オスをおびき寄せ一網打尽として交尾を不能にし、
その結果産卵を抑制するというものです。
色仕掛け、美人局(つつもたせ)というわけですが、罠のレベルが盛り場を行くオジサンたち
向きの戦術でいい点が泣かせますね。
今回のように発生してからではあとの祭りですが、予防駆除としては、結構効くみたいです。
折悪しく、発生を確認してから、秋霖前線が停滞し、秋の長雨となりました。
この雨がやまなければ、薬剤による消毒も不能です(この状態は、周囲との関係もあり、
ウチだけ無農薬を貫きたいなどというワガママは断じて許されません、地域の圃場が
根こそぎ壊滅してしまうからです)。
とりあえず雨が上がるのを待って、対策したいと思いますが、今年も減収間違いないでしょう。
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