まだ、間に合います。今日と、明日
この希有な雰囲気が好きなら、万難を排してでも行くべきだ。チャンスは、今日と、明日。
旨いセイロを一気に手繰って、そば湯を楽しんでいるとき、ついアタマの中では、ちょっと昔の六本木の記憶を手繰りはじめてしまう。
六本木7丁目といえば、界隈の中でも地味めな一角で、昔「アートセンター」なんていう撮影スタジオがあったっけ。つい最近まで、地上三階・地下三階という、サンダーバード基地みたいな巨大なディスコ(クラブぅと平板に発音する)があったり、やばい感じの露路にはクラベスのリズムが流れてくるちょい悪SALSA クラブもあったりして(こちらは、何軒かまだ現役)、地味とはいいながらも、地味派手な貫禄があった。
嗚呼、これらの思いでとともに、本むら庵も消えていくのか、、
すっかり意気消沈して、勘定書きを手に、レジに向かった。
「ごちそうさま」を云うと、レジの花番さんがこれからのことについていろいろとお話をしてくれた、その内容というのは…