うどんの汁は、蕎麦の汁と考え方が異なる。醤油を寝かさずにとんがったまま用いる。そして薄口醤油を使うので、旨味成分として昆布のグルタミン酸は欠かせない。 |
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▲左[画像拡大]:これが返しの材料(味醂には砂糖が溶けこんでいる状態)、蕎麦とちがって寝かさずに使える ▲右[画像拡大]:一番出汁をとっているところ。鰹節は、沸騰してから投入するのがキモ。■うどん汁の作り方(モリ・カケ汁を同時にとる) 《本返しは、モリ・カケ共通で即席する》 味醂 180ml 薄口 0.9L 上白砂糖 125g (白ザラだとよりあっさり) ※上白砂糖と味醂を加熱してガムシロップを作り、分量の薄口醤油を加えておく (寝かさずに使える) 《うどん汁のレシピ》 一番出汁~二番出汁を順に引く。 以下はその段取りをつけるためのチェックシート モリ汁(一番0.5L+返し125ml=0.625L) カケ汁(一番0.5L+二番0.5L+返し100ml=1.1L) いずれも口酒・口味醂分量外 の汁をひくための表。 材料 一番出汁 二番出汁 備考 --------------------------------------------------------------- 仕上げ量 1L 0.5L モリ用に0.5Lとカケ用に一二番各0.5L 水張り込み 1.2L 0.6L 一番は蒸発+節が吸う分で20%増 二番は蒸発ぶんだけで10%増し 日高昆布 30g - 出汁仕上量に対して3%(水だしからの場合は2%) 鰹節 80g - 出汁仕上量に対して8%(本節と亀節を同割) 椎茸(割れ) 10g - 出汁仕上量に対して10% --------------------------------------------------------------- 味醂 10ml 5ml 出汁仕上量に対して1% 酒 10ml 5ml 出汁仕上量に対して1% --------------------------------------------------------------- 《一番出汁》 上記の表に従って、1.2Lの水に昆布、シイタケを投入。沸騰したら、昆布を取りのぞき 鰹節(薄削り)を投入して3分程度煮だして出汁をよく濾す 《二番出汁》 昆布も含めた一番出汁のガラに0.6Lの水を張りこみ、沸騰させてから3分程度煮る 《あわせ配合》 モリ汁は一番出汁に対して返しを25%加え125%量に仕上げる カケ汁は一番と二番出汁を同割、それに対して10%の返しを加える どちらも、仕上げに分量の味醂・酒を加えて一旦冷ましてから使う |
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