大阪グルメ/大阪のフレンチ

アキュイール(大阪・西天満)(2ページ目)

大阪キタのフレンチスポット・西天満にニューフェイス! 軽やかさとおいしさの併存した料理の数々は、キタエリアの正統派フレンチを代表しつつあります。10皿という多皿構成ながらもコストパフォーマンスも良好。

執筆者:渡部 功平

軽さを持たせて優しいスタート

ランチは2,625円・4,200円・6,300円。ディナーが6,300円~。今回はディナーのもっともベーシックなコース、ムニュ・デギュスタシオン(6,300円)をご紹介。

・アミューズ
手前から、グジェール、ベーコンと玉ねぎのクグロフ、フォアグラのクリームブリュレです。グジェールに使うチーズはグリュイエール。ブリュレでしっかりと存在感を発揮するフォアグラも絶品ですが、なんと言っても良いのが真ん中のクグロフ。玉ねぎの甘い味わいがしっかりと生地に溶け込み、ふかふかの生地を噛むたびに、その空気を感じられるのです。

・前菜:富山産ハマチのマリネ 色々な豆類のサラダ ミント風味
ガラスの器に盛ることで、味の透明感もさらに増した前菜。ピュレが爽やかさを、からすみが味に深みを加え、「うまい」というより「おいしい」と自然に言葉がこぼれるような一皿になっています。

・スープ:タラ白子のロワイヤルとトリュフのアンフュジョン
写真
目の前でスープがかけられると、芳醇なトリュフ香が立ち上ります
初めに白子のカダイフ巻きと、フランの皿が置かれ、そこにトリュフがたっぷりと漬けられたスープが目の前でかけられます。

プレゼンテーションもさることながら、白子の下処理など、基本的な部分もしっかりされており、独特の臭みもまったくありません。ぷにゅっとした食感のをカダイフ(極細のパスタ)で巻いて揚げることで、ぱりっとした食感のコントラストを生みます。茶碗蒸しのような、ふわりとした食感のフランとのコンビが面白い、白子のデギュスタシオン料理です。

次ページではメイン料理をご紹介。
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