大阪グルメ/大阪のフレンチ

エッソンス・エ・グー(大阪・高槻)(3ページ目)

北摂フレンチの雄、「エッソンス・エ・グー」のシェフは若手の32歳。しかし、世界トップクラスのレストランでの豊富な経験を元に独自のスタイルを持ち、これからも楽しみなポテンシャルを感じるレストランです。

執筆者:渡部 功平

驚きの火入れを体験するメイン料理

・魚料理:天然真鯛と活ダコのポワレ オレンジのソース

ボリュームたっぷりの真鯛は、食べてビックリ。「これ、本当にポワレ?」と思ったほど、身がふっくらジューシーなのです。そう、まるで真空低温調理されたような柔らかさで、はじめ淡白な味わいながらも、食べ進めていくと旨みがしっかり。タコの方は確かにポワレで、しっかりと旨みを閉じ込め、口の中でプチッとはじけるほろ苦さがとても美味。オレンジのソースは酸味・甘みがの中に魚介の風味が生きており、魚の食感と共に面白さを加味しています。

・肉料理:仔羊ロースのロティ チョリソのソース

たっぷりの夏野菜を添えられて出てきたのは、真っ赤っかの羊肉。思わずシェフに「焼けてませんよー」と言いかけるような焼き色ですが、この店の山田シェフの火入れに全幅の信頼を置いている僕。迷わず口に運ぶと、うっすらと中まで火が入っていてジューシー。クセもなく、見た目とは裏腹にとても食べやすく、シンプルにおいしい羊です。

・デザート:チョコレートのスフレ キャラメルアイス

デザートはあたたかいスフレを。濃厚なチョコレートがコースの最後を締めくくり、満足感をいっそう高めます。キャラメルアイスもとても滑らかで、舌の体温ですっと溶けていく爽やかさと、チョコレートにも負けない力強さを持っています。

・プティフール
プティフールは、くつろぎの心遣い
プティフールは、くつろぎの心遣い
レストランの締めには、やはり欲しいプティフール。このリーズナブルなお値段でもしっかり出してきます。チュイールを立体的に置き、ちょっとした驚きと歓喜を誘います。

次ページでは、レストランの成長についてをご紹介。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます