名門出身のパティシエが作る芸術的なスイーツ
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ミルフィーユショコラクレーム(630円)は、紅茶&オレンジの香りと共に味わう、美しいビジュアル。もはや芸術品の域です。 |
2月14日のバレンタインに向けて、ガイドおすすめの「
ショコラも食事もおいしいお店」を紹介します。
今回紹介する「
グレゴリー・コレ」は、僕が一番よく買っているパティスリー。アクセスの良い大阪・梅田の阪急百貨店の店舗や、平日は深夜1時まで開いている、使い勝手抜群の北新地店にはよく通っています。ひとつひとつのケーキの味、美しさ、新作のケーキリリースも豊富で、つい会社帰りにふらふらと寄ってしまうパティスリーです。
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天井の高いサロンスペースでは、神戸らしい優雅な気分に。 |
この「
グレゴリー・コレ」の本店は、神戸・元町の商店街の一角にあります。1997年に来日、翌年にはこのお店を構えたグレゴリー・ジャン・マルセル・コレ氏は、25歳にしてニースの名門ホテル、ホテルネグレスコの製菓長を務めたパティシエ。特にショコラを使ったケーキには定評があり、1992年にはマンゴーとパッションフルーツのムースにショコラをあわせたLarme de Chocolatで、デザートフランス選手権大会優勝を果たしています。
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ランチセットのサラダとパン。パンは種類の違うものを楽しめます。 |
また、本店にはサロンスペースがあり、こちらでサンドウィッチや、11:30~のランチも用意されています。このランチは924円ですが、ケーキ・ドリンクセットにすると、サラダ+パン2個+料理1品+ケーキ1つ+コーヒーか紅茶で、1,575円。こちらのケーキをつけてこのお値段は、驚異的なコストパフォーマンスです。
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ランチのお料理、牛ホホ肉の赤ワイン煮込み。 |
ランチのメニューの料理は9種類。一例を紹介しますと、“牛ホホ肉の赤ワイン煮込み”は、煮込んだ牛肉をパートブリック(小麦粉を使った薄い春巻のような生地)で包み、少し酸味のきいた赤ワインソースで仕上げています。この値段でのランチで、見た目の美しさを忘れないのは、パティスリーとしてのセンスの良さでしょう。
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ランチのお料理、鱈とキャベツのルーレ スモークシャンピニョンのソース。 |
他にも、写真の“鱈とキャベツのルーレ スモークシャンピニョンのソース”など、彩りも美しい料理のメニューが揃います。鱈をすり身にして、キャベツで巻いたもので、身がジューシーなのは、低温で火を入れているためだそうです。パティスリーのランチで、これらのレベルの料理を出す店はなかなかないでしょう。
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最高傑作! グレゴリー・コレのケーキをご紹介。