進化がもたらす幸せ

カ・セント
「カセント」の外観。
今、世界で最先端の料理を食べたいと思ったら、フランスではなく、スペインに行くべきでしょう。話題の「エル・ブジ」を始め、科学的テクニックを使用した料理を出すモード・スパニッシュと呼ばれるレストランは、クラシック料理に退屈してきた大人の美食家たちに、きっと新たな刺激と食べる愉しみを与えてくれるハズ。

Ca sento
大きなテーブルが印象的な内装。
もちろん、スペインの名店はなにも「エルブジ」や「サンパウ」だけではありません。スペインの画家が「ピカソ」や「ダリ」だけではないように、現在の新スペイン料理(ヌエヴァ・コシーナ)は科学的テクニックを使用せずとも、もっと自由で幅広く、奥深い世界を現在進行形で築いています。

カセント
若き新星シェフの福本伸也氏。
そういったモダン・スパニッシュの多種多様性、変幻自在性の一端を、日本にいながらにして味わえるのが、今回ご紹介するモダン・スパニッシュのレスタウランテ 「カ・セント(Ca sento)」。

店名の「カ・セント」は、シェフである福本伸也氏が働かれていた、スペイン(バレンシア)の二つ星レスタウランテ「カ・セント」からお借りたもの。バレンシアといえば、LAS FALLASと呼ばれる春の火祭りで有名ですが、この8月に市街地サーキットコースでF1ヨーロッパグランプリが開催されたことでも注目著しいスペイン東海岸の港町ですね。

しかも、バレンシアの「カ・セント」の総料理長は、あの「エル・ブリ」のフェラン・アドリア氏の弟子だったラウル・アレクサンドレ氏ですから、そのレベルの高さは推して知るべしと言うものです。私はまだスペインのほうの「カ・セント」には未訪なので是非とも行ってみたくなりましたね。
次ページでは、モダン・スパニッシュ全開! コース料理を御紹介します