大阪屈指の勝負レストラン
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店名のラペティ(L'APPETIT)とは「食欲」の意味。 |
2006年7月にオープンしたこちらは、大阪でも有数の「勝負レストラン」です。モダンで洗練された内装、話題も豊富で慇懃を重ねたサービスは、大阪のレストランというよりも東京の人気レストランのような雰囲気。
シェフは箕面の「
ロアラブッシュ」で7年愛されてきた澤柳 茂氏。それ以前は、魅力的な料理で多くのお客様を惹きつけた、ホテルプラザの「ル・ランデブー」で22年間のキャリアを持ち、ステファン・ランボー氏と共に南仏の(06年現在)二ツ星レストラン「ロワジス」の開業も手がけた、ベテランシェフです。同じ「ル・ランデブー」出身で、僕が大阪で数少ない本物のレストランと紹介した「
ヴァリエ」の高井シェフとは兄弟のような間柄。地元で愛されてきた澤柳シェフは49歳という、料理人としてもっとも充実している時期に大阪市内での勝負に出てきました。
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パンは元ホテルプラザのパン職人さんにお願いしているもの。きめ細かく。主張しすぎないパンは「レストラン」にふさわしい上品なおいしさ |
ランチは2,800円~、ディナーは6,300円~のコースとなっています。今回は2名でディナーの6,300円コースをいただきました。アミューズ+前菜その1+前菜その2+メイン+デザート+食後の飲み物、という構成です。この日は、メイン料理を5種類から、デザートも4種類からのチョイスです。
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アミューズというより、前菜の豪華さを備えた、サザエとキノコの大葉バターソース バイヨンヌの生ハム添え |
まずはアミューズに
サザエとキノコの大葉バターソース バイヨンヌの生ハム添えです。テーブルに置かれると、大葉バターの香りにうっとり。大葉の苦味がきいたバターソースは、重さもなく、すっきりといただけます。また、生ハムの発祥地と言われるバイヨンヌの生ハムも、とろけるような味わい。アミューズというより、もはや前菜と言っていいほどの豪華さです。
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野菜がおいしい前菜をご紹介。