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ルセット(神戸・三宮)

クリスマスに向けて、神戸レストラン特集をお送りします。第一回目は「ルセット」。ほとんど雑誌等に出ず、ネットや口コミで地道に評判を獲得したレストランは、料理・雰囲気・サービス、すべてトップクラス。

執筆者:渡部 功平

神戸のフレンチシリーズ第1弾

毎年恒例、神戸のルミナリエ。恋人たちに特別な時間を与えてくれます(画像は2005年のものです)。
毎年恒例、神戸のルミナリエ。恋人たちに特別な時間を与えてくれます(画像は2005年のものです)。
気がつけばもう9月も後半。今年も残すところ、あと3ヶ月となってしまいました。年末になると、神戸では毎年恒例のライトアップイベント、ルミナリエが開催されます。2006年は12月8日(金) ~ 12月21日(木) と、かなり短め。それでも、12月はクリスマスもあり、どこのレストランも予約困難になります。大切な恋人との特別な時間を演出してくれるレストランは、早めにチェックしておきましょう。

そんな訳で、今回から神戸のレストラン特集です。クリスマスの時期は、ほとんどのレストランで特別メニューになりますが、普段のメニューから自分の好みに合うかどうかを判断していただければと思っています。第1回目は、「Recette(ルセット)」。僕が関西で最も愛するレストランです。

これまでの記事で紹介してきたお店は、関西を代表するグルメ雑誌、「あまから手帖」や「meets」によく載っているお店。しかし、今回紹介するのは、ほとんど雑誌には載っていないにも関わらず、ネットの口コミサイトなどではとても評価の高いフレンチレストラン。その人気は、このレストランのためにわざわざ東京から食べに来る食いしん坊さんもいるほど。

ネイビーブルーの落ち着いた内装。時間を忘れさせてくれ、くつろぎのひとときをくれます。
ネイビーブルーの落ち着いた内装。時間を忘れさせてくれ、くつろぎのひとときをくれます。
こちらのお店の特徴は、料理・サービス・雰囲気のバランスの良さによる、レストランとしての完成度です。それによって初心者~上級者まで、幅広く楽しめる、懐の深さがこのお店にはあります。料理は味と美しさを備え、舌も目も楽しませてくれます。サービスは、物腰柔らかく、とても真面目なマダムを中心に、アットホームだけれども、しっかりとしたプロフェッショナルなサービスを提供。お店の雰囲気はネイビーブルーを基調とした英国クラシックな内装に、使用するのはジノリのお皿、リーデルのグラス、クリストフルのカトラリー。テーブルの横幅は85cmもあってゆったり。20席ほどの小さなレストランにも関わらず、しっかりとレストランの風格を持っています。

次ページでは選ぶ楽しみをコースでも味わえる、お得な料理をご紹介。
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