大阪トップクラスのコストパフォーマンス
このお店のランチは1,570円で前菜+メイン+チーズ or デザートとなり、前菜とメインは2種類からチョイスできます。ディナーでは3,700円のコースがお得です。一部、プラス料金があるものの、それでも+1,000円。前菜とメインに両方プラス料金の料理を選んでも、ひとり5,700円という激安価格。でも、女性同士ならアラカルトで前菜3種の盛り合わせ(2,300円)などをオーダーして、シェアしてもいいかもしれません。いずれにせよ素晴らしいコストパフォーマンスです。これだけでワンプレートランチになりそう! 前菜3種盛り合わせ |
魚のすり身が入ったガスパッチョは普通の味でしたが、後の2種に関しては、非常に特徴的。キッシュはフラン産チーズとありますが、何と使われているのはブルーチーズ! ここは食後のチーズも小さなビストロの割にちゃんと用意してあるので、そのチーズを使ったのでしょうか。濃厚でクセもあるので、好みは分かれますが、非常に特徴的でパワフルな味です。そして、一番気に入ったのがアバのリエット。内臓料理に定評ある大西シェフは、内臓のクセを消すことなく、うまみへと昇華させています。塩で安易にうまみを出すのではなく、素材本来の味を引き出した一品です。
メインのソースにも丁寧さアリ!
エトフェ仔鳩のブリオッシュ包み。肉も美味しいですが、ぜひソースも味わいたい |
肉を包んでいるブリオッシュ生地はソースをしっかり吸い込み、肉の下にはミンチがあり、これをソースとまぜることで、ソース自体を食べやすくしているのです。この食べさせ方は、シェフが「ソースを味わって欲しい」と思っているのでは、と推測します。そして、それに値する、素晴らしいソースです。
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