いま注目されるスペインの白

「リアス・バイシャス」をご存知だろうか? 白ワインでスペインで最上級のものが造られる産地である。この地域はイベリア半島の左上の隅、ガリシア州の沿岸部に散在する。大西洋の影響で年間の平均気温14℃・降雨量1500mmと、スペインの中では最も気温が涼しく雨量が多いので、花のようにかぐわしく瑞々しいワインが出来る。

リアス・バイシャス原産地呼称委員会のラモン・ウイドブロ事務局長
スペイン・ガリシア州経済開発公社によると近年ではスペイン皇室の披露宴ワインに選ばれるなど、リアス・バイシャスの白が人気になっている。この地方のワインは生産量の20%に当たる3万576hlが主にアメリカへ、そして英国へも多く輸出されている。

アジアでは昨年の輸入量が333hl(前年比35%増)となった日本が主要市場となっている。リアス・バイシャス原産地呼称委員会から事務局長とマーケティング担当者を迎え、リアス・バイシャスの白ワインを料理と合わせるディナーが汐留のレストラン『Fish Bank TOKYO』で開催された。

『スペイン・ガリシアをイメージしたカナッペ』
この地方では赤ワインも造られているのだが、主役はアルバリーニョというブドウ品種を使った白ワインである。基本的にフレッシュな果実風味があふれる白の中にも、軽やかで花のような風味のものからソフトで少しコクがあるものまであり、中には樽熟成によって香ばしい風味を加えたものなど、少し味がしっかりした料理にもなかなか合うワインが見つかる。

『ハモン・イベリコ・デ・ペジョータ マンゴーとセルバチコと共に』
最初のワインはドン・オレガリオ社の「アルバリーニョ」2007年がドライでハーブの香り豊かなウェルカムドリンクであった。食前のおつまみは、タパスのような盛り合わせ料理をラスクにのせてつまむカナッペで始まった。これに合わせたのがバルミニョール社「アルバリーニョ」2008年。わずかにプツプツと炭酸ガスの口当たりがあり、バランスよく軽やかで爽やかな白だ。

次にセルバチコ(野生種のロケット菜)やマンゴーを添えたイベリコ豚のハムに、3番目のワイン、マルティン・コダックス社「マルティン・コダックス」2008年を合わせる。これは自社畑のアルバリーニョを使用し、酸味もしっかりきいてざっくりと爽快感あふれる味わいである。

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