2009年、どうワインを飲むか?
さて、次なる2009年はどんな具合になるだろうか? 年明けから現実的な話になるが、すでにワインの需要は冷え込んでいる。飲食店では全般的に客が激減し、銀座など夜の街では閉店も多いという。ワインを扱う小売店は、顧客と値打ち商品をしっかりつかんでいなければ売上が大幅に減り、特に高額商品が以前ほど売れなくなっている。こんな現状で、我々消費者はワインをどう飲んだらいいのか?需要が減っているということは、ワインの価格が下がるということである。考えてみれば近年、ブルゴーニュやボルドーのトップ銘柄は異常な高値をつけていた。そうしたワインを買った人々が「今売らないと相場が下がる」と思えば、誰もが売り急ぐ。供給が多く需要が少ないとなれば、価格は急落する可能性もある。もっと身近なワインも、店頭で値引きの幅が大きければ更にお値打ちに飲めるのである。
消費者はどの店で何を買うかしっかりと比較検討して、価格とサービスが最高にいい店で買い物をしたりワインを飲むべきである。いいワインを揃えたいい店を、客が本気で応援してやらなければいけない。