ワイン/ワイン産地と生産者のレポート

「海外でワイン造り」の日本人が語る(4ページ目)

海外に出てワインを造る人は多いが、華やかなイメージの裏には驚くべきドラマがある。楠田浩之氏とビーズ千砂さんが語る、ワイン生産者の現実とは? ワインの香り成分研究の富永博士も登場。

執筆者:橋本 伸彦

イメージして、実現させる力。

「始めはもう、最高のワインが造れる自信などなかった。やるしかない。どんなものが出来るのか、見てのお楽しみ。自信というより期待に近い感覚はあった」と回想する楠田氏。造ってきたワインを自己採点すると何点ぐらいになりますか?という問いには「そこそこ合格点。70点くらい。あとは畑を向上させていくしかない。今後はマーティンボロのピノ・ノワールとしてスタイルを確立して行きたい。今後はシラーも手掛けたい」と答えた。

硬派な楠田氏、なかなか見せない笑顔はじつに爽やか

ではこれから海外でワイン造りを志す人に、必要な資質は何だろうか? 「化学のセンスを持っていること、海外だったら健康と適応力、それから語学。自分の考えを数少ない人にでもいいからきっちりと伝えて、人との縁に対する感謝を努力で表すこと」だそうだが、根本的には「イメージする力、それを実現する意志の力が大事」とまとめた。自分の意志を貫いて造る楠田氏のワイン、今後が楽しみである。

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