フレッシュなロゼが主流
グリ・ダマメット2005 |
ロゼと赤の原料黒ブドウは、シラー、グルナシュ、ムールヴェードル、カリニャン、サンソー、そしてメルローが多い。このワインに入っているのは、モルナグ地区とテケルサ地区のサンソー、グルナシュ、カリニャンとボトルにある。
いっぽう、生産者のサイトを見るとサンソー、グルナシュ、シラー、メルローを使うという。フリーランジュース(ブドウを破砕して自然に出てきた果汁)を7~8℃の低温で15時間かけて固形分を沈殿させ、その上澄みを12℃で15日間発酵させるとしている。
ややオレンジ色を帯びた、イチゴジュースのような可愛らしい色。味に甘さはないが香りと味ともにフレッシュでバランスが取れていて、まろやかだが酸味も適度に効いている。これで実売千円ぐらいなら、たまに飲んでみたくなる。
暑い日に、日陰で涼みながら氷で冷やしてぐいと飲(や)りたい。パスタに使うデュラム小麦を粒々の挽き割りにして蒸した「クスクス」にトマト味のスパイシーなスープをたっぷりかけて、グリルした野菜や肉を乗せて食べながらというのはどうか? 気分はもう地中海のリゾートである。
ワイン名:グリ・ダマメット
(Gris d'Hammamet)
ヴィンテージ(収穫年):2005
生産者名:
UCCV(チュニジアワイン醸造中央連盟)
ブドウ品種:サンソー、グルナシュなど
地域名:AOCモルナグ(Mornag)
アルコール分:12.5%
輸入元:エム・アンド・ピー
価格:オープン(参考小売価格\1,100)
戦火をくぐって造るワイン>>