ムエックス家の次世代始動
現在、世界トップクラスの高値がつくワインがシャトー・ペトリュスである。伝統的にメルロー主体の右岸ワインは長期熟成に向かないとして、ボルドーの中でもランクの低いものとされていた。そんな中、ほとんどメルローのみ使用して品質を上げ、凝縮した力強い味わいに仕上げた。メルローで数十年経たないと真価を見せないようなワインは、ペトリュス以外には稀である。ペトリュスを育てたのは、所有者のムエックス家である。ムエックス家の次代を担うジャン=ピエール・ムエックス社のエドワール・ムエックス氏が、新商品のリリースに際して輸入会社の日本リカーの招きで来日した。彼は自社そしてファミリーのワイン造りに流れる哲学を語りつつ、ペトリュスより値頃な自社ワインの数々を披露した。
ずらりと並ぶワインの数々>>