雰囲気より中身で選ぶなら
例えばワインを多く扱う英国のスーパーマーケットは、取引するワイン生産者に、特別にスクリューキャップで瓶詰めさせることも多い。これなど消費者側の「安心してワインを買いたい」という要望を代弁している形とも言える。
楽しみなのは、優れた生産者が次々とスクリューキャップに切り替えていることだ。コルクによる高級感や消費者受けよりも、実質的なワインの品質に気を遣っているという何よりの証である。
いまや数千円以上のワインがスクリューキャップというのは珍しくもない。5千円~1万円以上のワインで徐々に切り替わっていくのも、長い目で見れば時間の問題だろう。簡単に開けられ、しかも再び確実に密閉するのが簡単なスクリューキャップ。それでもあなたは、コルクにこだわり続けるだろうか?
スクリューキャップの上質ワイン例
■ ルーウィン『プレリュード シャルドネ』2006■ ビンバジン・エステイト『アート・シリーズ・シラーズ/ヴィオニエ』2004
■ グロセット『ウオーターヴェイル・リースリング』2004
■ エスク・ヴァレー『テラシズ(Terraces)』2002